急に全部やめたくなる心理 それは がんばり続けてきた方の心と脳に起きていること
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メンタル症状・不安/抑うつ
朝、目が覚めた瞬間に思うことはありませんか。
もう全部やめたい、と。
仕事も家のことも、人間関係も。
ふっと手放してしまいたい。
でも次の瞬間、こんなことを思う自分は弱いのではないかと責めてしまう。
そんな経験はありませんか。
その感覚は、甘えでも怠けでもありません。
それは、ずっとがんばってきた心と脳からの大切なサインです。
◾️相談者事例
Fさん 38歳 女性 事務職。
職場では気が利く人。
家庭ではしっかり者。
周囲から頼られることが多く、自分のことは後回しにしてきたそうです。
朝は家族のお弁当を作り、仕事では同僚のフォローをし、帰宅後も家事をこなす。
自分では普通だと思っていました。
ある朝、キッチンでお弁当を作っているときでした。
急に涙がこぼれたのです。
何があったわけでもありません。
ただ、胸がいっぱいで、息が浅くなり、立っていられなくなったそうです。
もう全部やめたい。
その言葉が、心の奥から浮かんできました。
◾️心理学解説
急に全部やめたくなる背景には、学習性無力感という状態があります。
これは、がんばっても終わらない、評価されない、状況が変わらないという経験が続くことで、どうせ無理という感覚が積み重なることです。
さらに自己効力感、自分はできるという感覚が低下すると、心のエネルギーが急に落ちます。
ずっと誰かのために動いてきた人ほど、自分の心のガソリンが減っていることに気づきにくいのです。
全部やめたいという言葉は、逃げたいのではなく、もう限界だよというSOSです。
◾️脳科学解説
ストレスが続くと、感情をつかさどる扁桃体が過敏になります。
小さな出来事にも強く反応します。
一方で、考える力を持つ前頭前野は疲れて働きにくくなります。
すると、極端な思考が出やすくなります。 もう無理。
全部やめたい。
これは前頭前野のブレーキが弱まり、扁桃体の警報が強く鳴っている状態です。
さらに、記憶を整理する海馬も影響を受けます。
過去の失敗や後悔が浮かびやすくなります。
心が壊れているのではありません。
脳が守ろうとしている状態です。
◾️声紋分析セクション
声紋分析では、6秒の声から判断基準 優位感覚 が分かります。
これは物事をどう感じ、どう決めるかの土台です。
判断基準は大きく3つです。
・ 体感覚 レッド ゴールド 0から250Hz 行動力 触覚 嗅覚 味覚
体で感じてまず動くタイプ。エネルギッシュですが、限界に気づきにくい傾向があります。
・ 聴感覚 イエロー ターコイズ 250Hzから2kHz 対話 共感
言葉や空気感で判断するタイプ。人の気持ちを優先しやすく、共感疲労が起きやすい傾向があります。
・ 視感覚 ブルー マゼンタ 2kHzから8kHz 客観視 直観
全体像を見て整えようとするタイプ。完璧を目指しやすく、頭を使いすぎる傾向があります。
Fさんの判断基準は、聴感覚 イエロー ターコイズ 250Hzから2kHz 対話 共感 が優位でした。
これは、
・ 相手の気持ちを敏感に感じ取る
・ 空気を読んで行動する
・ 言葉のニュアンスを大切にするという特徴があります。
行動基準は相手軸 ターコイズ。
あなたのためにという思いが強いタイプです。
やさしさと共感力が大きな強みです。
しかし、強みを使い続けると、自分の気持ちが後回しになります。
自分は大丈夫と言い続けるうちに、心の疲れが積み重なります。
そしてある日、急に全部やめたいという形でブレーキがかかるのです。
◾️疲れのセルフチェックリスト
・ 朝起きた瞬間から、すでに疲れている感じがする。
・ 誰かに話しかけられるだけで、少ししんどく感じる。
・ 小さなことで涙が出そうになる。
・ もういいやと心の中でつぶやくことが増える。
・ 休みたいのに、迷惑をかけてはいけないと思ってしまう。
3つ以上あてはまる場合、それは休みのサインです。
これは弱さではなく、がんばってきた証です。
◾️セルフケアの提案
🔵U-LaLa446 呼吸法
やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う 4秒止める 口から6秒吐くを5分繰り返す。
効果:副交感神経が高まり、扁桃体の興奮が落ち着く。共感で疲れた神経がゆるむ。
備考:腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響 片岡ら 2005年 日本保健医療行動科学会誌。
🔵感情ラベリング
やり方:今の気持ちを1語で書き、強さをパーセントで書く。例 不安70%。
効果:感情と自分を切り離し、のみ込まれにくくなる。
備考:認知行動療法における感情記録法が不安 抑うつ軽減に有効とされる 国内研究報告 厚生労働科学研究成果データベース。
🔵ひとことお願い練習
やり方:今日1つだけ、5分でできるお願いを誰かに伝える。
効果:一人で抱え込む癖がやわらぎ、ソーシャルサポートが増える。
備考:ソーシャルサポートと抑うつの関連研究 名古屋大学学術機関リポジトリ。
◾️クライエントさんの声
私はキッチンで立ち尽くし、涙が止まりませんでした。
家族のためにがんばることは当たり前だと思っていたのに、心が動かなくなったのです。
カウンセリングで声を分析してもらい、私は聴感覚が強く、人の気持ちを優先しすぎていたと知りました。
先生から、扁桃体がずっと緊張し、前頭前野が疲れている状態だと説明を受けました。
これは弱さではなく、脳が守ろうとしている反応だと聞いたとき、胸に毛布がかけられたように安心しました。
まずは呼吸を整え、自分の感情を書き出しました。
そして小さなお願いを一つしてみました。
最初は罪悪感がありましたが、家族は普通に受け入れてくれました。
その瞬間、私は一人で抱え込んでいたのだと気づきました。
全部やめたいではなく、少し休みたいに変わりました。
今は、自分の気持ちも大切にしながら、できることを選ぶようにしています。
◾️カウンセラー視点
Fさんは判断基準を知ることで、自分を責める思考がゆるみました。
呼吸で神経を整え、感情を言葉にし、お願いをすることで自分軸を取り戻しました。
その後は家族との会話が増え、笑顔の時間が増えました。
休むことも家族のためだと自然に言えるようになりました。
◾️まとめ
急に全部やめたくなるのは、あなたが弱いからではありません。
やさしさを使いすぎているサインです。
最近、少し無理をしていませんか。
涙が出やすくなっていませんか。
小さな呼吸からで大丈夫です。
自分を守る力は、何歳からでも育てられます。
一人で抱えない時代です。
相談することは、弱さではなく選択です。
◾️U-LaLa カウンセリング案内
・U-LaLa うらら では、心理学 脳科学 声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。
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