NEWS&BLOG

NEWS&BLOG

睡眠薬を飲んでいるのに疲れが取れないあなたへ 

NEWS

BLOG

メンタル症状・不安/抑うつ

眠りの背景にある心の負担に気づくこと

睡眠薬を飲んでいるのに疲れが取れない。

朝から体が重い。

 

休日も心が休まらない。

 

そんな状態が続いていませんか。

 

睡眠薬は不眠に対する大切な治療の一つです。

 

実際に眠れるようになった方もたくさんいます。

 

しかし、

 

眠れているはずなのに疲れが抜けない。

 

不安が消えない。

 

仕事のことが頭から離れない。

 

という方もいらっしゃいます。

 

そのような場合は、

 

睡眠だけではなく、

 

ストレス。

 

人間関係。

 

生活習慣。

 

考え方のクセ。

 

こうした心の負担が関係していることがあります。

 

今日はSさんの事例を通して、

 

眠れているのに疲れが取れない理由についてお話しします。

 


相談者事例

Sさんは48歳の男性です。

 

事務職として働いています。

 

責任感が強く、周囲からの信頼も厚い方でした。

 

数年前から眠りが浅くなり、

 

心療内科を受診しました。

 

主治医の治療を受けながら、

 

睡眠薬も服用しています。

 

以前より眠れる日が増えました。

 

しかし、

 

朝から疲れている。

 

仕事のことを考え続けてしまう。

 

休日も気持ちが休まらない。

 

そんな状態が続いていました。

 

話を伺うと、

 

迷惑をかけてはいけない。

 

期待に応えなければならない。

 

弱音を吐いてはいけない。

 

そんな思いを長年抱えていたことがわかりました。

 


心理学解説

私たちはストレスを感じると、

 

その問題を解決しようと考えます。

 

これは自然な反応です。

 

しかし、

 

強いストレスが長く続くと、

 

答えが出ないことを何度も考えてしまうことがあります。

 

心理学では、

 

反すう思考と呼ばれています。

 

反すうとは、

 

同じ悩みや不安を繰り返し考える状態です。

 

仕事の失敗を思い出す。

 

人間関係を振り返る。

 

将来の心配を考える。

 

こうした状態が続くと、

 

心は休みにくくなります。

 

特に真面目で責任感が強い人ほど、

 

反すう思考が起こりやすいといわれています。

 

Sさんも、

 

眠れないことより、

 

考え続けることに疲れていたのかもしれません。

 


脳科学解説

眠れているのに疲れが取れない。

 

その背景には脳の働きも関係していると考えられています。

 

私たちの脳には、

 

扁桃体という部分があります。

 

扁桃体は危険を察知する警報装置のような役割をしています。

 

仕事のプレッシャー。

 

人間関係のストレス。

 

将来への不安。

 

こうした状態が続くと、

 

扁桃体は危険が続いていると感じやすくなります。

 

すると脳は警戒モードになりやすくなります。

 

まだ頑張らなければいけない。

 

まだ休んではいけない。

 

そんな状態が続きやすくなるのです。

 

一方で、

 

考える力や判断する力を担当する前頭前野は疲れやすくなります。

 

前頭前野は心のブレーキ役ともいわれています。

 

そのため、

 

考えなくてもいいことを考えてしまう。

 

気持ちの切り替えが難しくなる。

 

同じ悩みを繰り返し考えてしまう。

 

ということが起こりやすくなります。

 

さらに、

 

海馬という記憶を整理する部分もストレスの影響を受けやすいことが知られています。

 

海馬は経験や記憶を整理する役割を持っています。

 

しかしストレスが続くと、

 

嫌だった出来事を思い出す。

 

失敗ばかり気になる。

 

過去を何度も振り返る。

 

ということが起こりやすくなります。

 

Sさんの場合も、

 

眠れていないことそのものより、

 

責任感。

 

気遣い。

 

将来への不安。

 

こうした心の負担が積み重なっていたのかもしれません。

 

身体は休んでいても、

 

脳が休息モードに切り替わりにくい状態だった可能性があります。

 


声紋分析から見えるSさんの傾向

声紋分析は医療的な診断ではありません。

 

6秒の声から、

 

判断感覚と行動軸を可視化する自己理解ツールです。

 

Sさんは、

 

聴感覚。

 

イエロー〜ターコイズ。

 

対話・協調・共感。

 

の特徴が見られました。

 

相手の話を聞くことが得意です。

 

人との調和を大切にします。

 

周囲の気持ちを感じ取りやすい傾向があります。

 

また行動基準では、

 

相手軸の特徴が見られました。

 

相手軸とは、

 

目の前の相手のために行動する傾向です。

 

困っている人を見ると手を差し伸べる。

 

期待に応えようと頑張る。

 

頼まれごとを引き受ける。

 

そんな優しさがあります。

 

一方で、

 

自分の気持ちを後回しにしてしまうこともあります。

 

Sさんは、

 

休むことに罪悪感がありました。

 

しかし声紋分析を通して、

 

自分を後回しにするクセがあることに気づかれました。

 

気づくことは変化の第一歩です。

 


疲れセルフチェックリスト

次の項目に当てはまるものはありますか。

□ 朝から疲れを感じる。

□ 休日も仕事のことを考えてしまう。

□ 人に頼ることが苦手。

□ 頼まれると断れない。

□ 休んでいるのに落ち着かない。

□ 自分を責めることが多い。

□ 頑張ることが当たり前になっている。

□ 人に迷惑をかけたくない。

 

3つ以上当てはまる方は、

心の疲れが溜まっているサインかもしれません。

 

 

セルフケア提案

U-LaLa446呼吸法

やり方

背筋を軽く伸ばします。

鼻から4秒吸います。

4秒止めます。

口から6秒かけて吐きます。

これを5分ほど繰り返します。

 

効果

気持ちの緊張を和らげやすくなります。

落ち着いて考えやすくなります。

 

備考(エビデンス)

片岡ら
腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響
2005年
日本保健医療行動科学会誌

ゆっくりした呼吸によって副交感神経活動が高まることが報告されています。

 


U-LaLa小さな成功メモ

やり方

寝る前に今日できたことを3つ書きます。

小さなことでも大丈夫です。

できた理由も一言添えます。

 

効果

自分を責める時間を減らしやすくなります。

自己効力感を高める助けになります。

 

備考(エビデンス)

海保ら

感謝日記の継続が幸福感と学習モチベーションに与える影響

2021年

BMC Psychology

島井哲志

ポジティブ心理学の展開

2010年

日々の良かったことを書き出す取り組みが幸福感向上につながることが紹介されています。

 


U-LaLaグリーンマインドフル

やり方

公園や緑の見える場所へ行きます。

木々の色を見ます。

風の音を聞きます。

香りや空気を感じます。

五感に意識を向けます。

 

効果

頭の中の考えごとから少し距離を取る助けになります。

気持ちを落ち着かせやすくなります。

 

備考(エビデンス)

宮崎良文ら

森林浴によるストレス軽減効果

千葉大学環境健康フィールド科学センター

2007年~

森林環境がストレス軽減に役立つことが報告されています。

 


クライエントさんの声

最初は眠れないことが問題だと思っていました。

 

睡眠薬を飲んでいるのだから、もっと元気にならなければいけないとも思っていました。

 

でも実際は違いました。

 

仕事が終わっても頭の中では仕事が続いていました。

 

家に帰っても気持ちが休まっていませんでした。

 

休日も何かしなければいけない気がしていました。

 

カウンセリングで話をしていく中で、自分がずっと頑張り続けていたことに気づきました。

 

迷惑をかけてはいけない。

 

期待に応えなければいけない。

 

そんな考えがいつの間にか当たり前になっていました。

 

声紋分析の結果を見た時も納得しました。

 

相手のために動くことが自然だったからです。

 

カウンセラーからは、頑張り方を変えてみましょうと言われました。

 

休むことも大切な行動だと教えてもらいました。

 

そこで446呼吸法を始めました。

 

寝る前には小さな成功メモも続けました。

 

最初は半信半疑でした。

 

それでも続けるうちに、自分を責める時間が減っていきました。

 

眠れない日があっても以前ほど不安にならなくなりました。

 

仕事のことを考え続ける時間も少しずつ減りました。

 

今は完璧を目指すより、自分を大切にすることを意識しています。

 

主治医の先生の治療も続けています。

 

そして心の整理も続けています。

 

これからは周囲だけではなく、自分自身のことも大切にしていきたいと思っています。

 


カウンセラー視点

睡眠薬は不眠に対する大切な治療の一つです。

 

服薬については主治医の指示に従うことが大切です。

 

そのうえで、

 

ストレス。

 

不安。

 

人間関係。

 

考え方のクセ。

 

こうした心の負担を整理することが役立つ場合があります。

 

眠れているのに疲れが取れない。

 

そんな時は自分の弱さを疑う必要はありません。

 

今まで頑張ってきた自分を少し労わってあげてください。

 


まとめ

眠れているのに疲れが取れない。

 

そんな状態の背景には、

 

ストレス。

 

不安。

 

人間関係。

 

考え方のクセ。

 

さまざまな要因が隠れていることがあります。

 

睡眠薬と心理的サポートは対立するものではありません。

 

それぞれ役割があります。

 

主治医の治療を続けながら、

 

自分の心の状態にも目を向けてみてください。

 

一人で抱え込まずに相談することも大切です。

 

あなたの心が少しでも軽くなるきっかけになれば幸いです。

 


U-LaLaカウンセリングのご案内

U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

6秒の声から、あなたの判断感覚と行動軸がわかります。

 

オンライン・電話でも対応可能です。

 

お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら

https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

※この記事は医療行為や診断を目的としたものではありません。睡眠薬の服用・減薬・中止については、必ず主治医にご相談ください。


 

 

#不眠
#睡眠の悩み
#睡眠薬
#心療内科
#ストレス
#不安
#心の疲れ
#職場ストレス
#人間関係
#反すう思考
#心理学
#脳科学
#扁桃体
#前頭前野
#海馬
#声紋分析
#自己理解
#相手軸
#聴感覚
#カウンセリング
#メンタルヘルス
#働く男性
#40代男性
#50代男性
#ULaLa