諦める理由ばかり考えているあなたへ
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自己肯定感・生き方の迷い
本当は頑張りたいのに、一歩踏み出せない理由
何かを始めようと思っても、
私には無理かもしれない。
失敗したらどうしよう。
迷惑をかけるくらいならやめておこう。
そんなふうに、挑戦する理由よりも諦める理由ばかり考えてしまうことはありませんか。
本当はやってみたい気持ちがあるのに、不安のほうが大きくなってしまう。
そのたびに、自分は意志が弱いのではないかと責めてしまう方も少なくありません。
でも、それは性格の問題ではありません。
心や脳の働き、そして長く続けてきた行動のパターンが関係していることがあります。
今回は、Kさんのご相談をもとに、その理由を一緒に見ていきましょう。
相談者事例
Kさんは40代の女性です。
職場では周りから信頼され、困っている人がいると自然に手を差し伸べる優しい方でした。
その一方で、自分のやりたいことを聞かれると答えが出ません。
新しい仕事に挑戦したい気持ちはあるのに、
私には無理です。
家族に迷惑をかけるかもしれません。
今のままの方が安心です。
そう考えてしまい、何度もチャンスを見送ってきました。
頑張りたい気持ちはあるのに、最後には諦める理由ばかり探してしまうことに苦しんでいました。
心理学から見た心の仕組み
心理学では、人は失敗して傷つくことを避けようとする性質があると考えられています。
過去に我慢することが多かった人や、人を優先してきた人ほど、自分より周りを大切にすることが習慣になります。
すると、私が我慢すれば丸く収まる。
私が諦めれば迷惑をかけない。
そんな考え方が少しずつ当たり前になっていきます。
これは弱さではなく、自分や大切な人を守るために身につけた心の働きなのです。
脳科学から見た心の状態
脳には危険を察知する扁桃体という部分があります。
扁桃体は、不安や失敗を感じると、安全な選択をしようと働きます。
一方で、冷静に考えたり、新しい可能性を考えたりする前頭前野は、疲れやストレスが続くと働きが低下しやすくなります。
すると脳は、やる理由ではなく、
やめる理由、
失敗しない理由を優先して探すようになります。
つまり、諦める理由ばかり浮かぶのは、脳があなたを守ろうとしている自然な反応でもあるのです。
声紋分析から見えたKさんの特徴
声紋分析では、Kさんは行動基準であるV4において、相手軸が高く、自分軸が弱い傾向が見られました。
相手軸が高い方は、目の前の相手のために行動することを自然に選びます。
困っている人を見ると助けたくなり、人に喜んでもらえることが大きな力になります。
一方で、自分軸が弱くなると、
私はどうしたいのだろう。
本当は何を望んでいるのだろう。
という気持ちを後回しにしやすくなります。
その結果、自分の希望よりも相手を優先し続け、挑戦したい気持ちがあっても
、自分を納得させるように諦める理由を探してしまうことがあります。
これは性格ではありません。
Kさんが長い時間をかけて身につけた優しさの表れでもあります。
だからこそ、少しずつ自分軸を育てていくことが大切になります。
疲れセルフチェック
次の項目に当てはまるものはありますか。
・頼まれると断れない。
・自分より周りを優先してしまう。
・やりたいことを聞かれると答えに迷う。
・何かを始める前に失敗を考えてしまう。
・頑張っているのに満たされない。
3つ以上当てはまる場合は、自分より相手を優先し続けて心が疲れているサインかもしれません。
今日からできるセルフケア
U-LaLa 小さな成功メモ
やり方
寝る前に今日できたことを3つ書きます。
どんなに小さなことでも構いません。
効果
自分にもできていることがあると脳が認識し、自己効力感を育てます。
備考(エビデンス)
島井哲志『ポジティブ心理学の展開』(2010年)。
感謝や良かったことを書く習慣は幸福感の向上に役立つことが報告されています。
価値1行メモ
やり方
今日一番大切にしたいことを一言だけ書きます。
例えば、健康、笑顔、誠実などです。
効果
周りではなく、自分が大切にしたい方向を意識しやすくなります。
備考(エビデンス)
アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の国内実践では、価値を明確にすることで行動しやすくなることが報告されています。
U-LaLa446呼吸法
やり方
鼻から4秒吸います。
4秒止めます。
口から6秒かけてゆっくり吐きます。
これを5分ほど続けます。
効果
緊張がやわらぎ、気持ちを落ち着かせやすくなります。
備考(エビデンス)
片岡ら『腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響』(2005年)。
ゆっくりした呼吸が副交感神経の働きを高めることが報告されています。
クライエントさんの声
私はずっと、自分には勇気がない人間だと思っていました。
何かを始めようとしても、不安ばかりが頭に浮かび、最後はやめる理由を探していました。
でも、カウンセリングで、自分は人を優先することが当たり前になっていたと気づきました。
声紋分析でも相手軸が高いと教えていただき、自分では気づかなかった行動の癖を知ることができました。
先生から、自分のために行動することはわがままではありませんと言われたとき、涙が出そうになりました。
最初は、小さな成功メモを書くだけでした。
できたことなんて何もないと思っていましたが、毎日探してみると、小さなことでも頑張っている自分がいました。
少しずつ、自分はどうしたいのかを考える時間も増えてきました。
今では、諦める前に、本当は私はどうしたいのかなと自分に聞けるようになっています。
まだ不安はあります。
でも、不安があっても一歩踏み出していいと思えるようになりました。
以前よりも笑顔で過ごせる日が増えています。
カウンセラー視点
Kさんは、とても思いやりのある方でした。
だからこそ、自分より相手を優先することが習慣になっていました。
優しい人ほど、自分のことは後回しになりがちです。
まずは、自分の気持ちを大切にする練習から始めることで、少しずつ自分らしい選択ができるようになります。
まとめ
諦める理由ばかり考えてしまうのは、弱いからではありません。
あなたの心と脳が、これまで頑張ってきたあなたを守ろうとしているからです。
そして、相手を大切にできる優しさは、あなたの大きな魅力です。
だからこそ、これからは少しだけ、自分の気持ちにも耳を傾けてあげてください。
その小さな一歩が、自分らしい人生への第一歩になります。
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U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。
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