離婚したいわけじゃない。でも夫といると疲れる
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夫婦・恋愛のトラブル
離婚したいわけじゃない。
夫を嫌いになったわけでもない。
それなのに、夫が帰ってくる時間が近づくと、少し気持ちが重くなる。
何か話そうとしても、言葉を選んでしまう。
また否定されたら嫌だな。
機嫌を悪くしないかな。
そんなことを考えているうちに、話すこと自体をやめてしまう。
そして、夫が出かけて一人になると、なぜかホッとする。
そんな自分に気づいて、
夫婦なのに、こんな気持ちになる私はおかしいのかな。
そう自分を責めていませんか。
夫婦の疲れは、大きなケンカや決定的な出来事だけで生まれるものではありません。
言いたいことを飲み込む。
相手の機嫌を読む。
自分の気持ちより、その場の空気を優先する。
そんな小さな我慢が毎日続くことで、心が少しずつ疲れていくことがあります。
だから今日は、
離婚するべきか。
我慢するべきか。
という答えを急いで出すのではなく、
私は、なぜ夫といるとこんなに疲れるのだろう。
そこから考えてみたいと思います。
夫といると、なぜか自分らしくいられない
40代のAさんは、結婚して十数年になります。
夫との間に、大きな問題があるわけではありませんでした。
夫は毎日仕事に行き、家族のために働いています。
だからAさん自身も、
これくらいでつらいと思う私のほうがおかしいのかな。
と思っていました。
けれど、日常の小さな会話に疲れを感じていました。
仕事で嫌なことがあったと話せば、
でも、あなたにも原因があるんじゃない。
疲れたと口にすれば、
俺だって疲れている。
何かやってみたいと話せば、
それ、やる意味あるの。
Aさんが欲しかったのは、正しい答えではありませんでした。
ただ、
大変だったね。
そう言ってもらいたかっただけでした。
でも、話すたびに自分の気持ちを否定されたように感じる。
その経験が重なるうちに、Aさんは話さなくなりました。
言ってもわかってもらえない。
だったら黙っていたほうが楽。
そう思うようになったのです。
ところが、黙っていても心は休まりませんでした。
夫が帰ってくると、表情を見る。
声の調子を聞く。
今日は機嫌がいいかな。
今は話しかけても大丈夫かな。
気づかないうちに、そんなことを考えるようになっていました。
そしてある日、Aさんが口にしたのが、
離婚したいわけじゃないんです。
でも、夫といると疲れるんです。
という言葉でした。
何を言っても否定される気がするのは、なぜ?
夫婦関係が苦しくなってくると、
夫が悪い。
私が悪い。
どちらかに答えを求めたくなることがあります。
けれど、少し違う角度から見てみることも大切です。
たとえば、何度も否定されたと感じる経験が続くと、
また否定されるかもしれない。
という予測が生まれることがあります。
すると相手が何気なく言った言葉にも、心が身構れるようになることがあります。
もちろん、だからといって、
あなたの受け取り方が悪い。
ということではありません。
相手の言い方が強い場合もあります。
自分の意見ばかりを優先する会話になっていることもあります。
そして、自分自身が人の気持ちを優先しすぎて、言いたいことを我慢している場合もあります。
夫婦関係では、
相手が何を言ったのか。
自分はどう受け取ったのか。
そのとき何を感じたのか。
この3つを分けて考えることが大切です。
心理学では、出来事を自分がどう受け取るかを認知と呼びます。
難しく考えなくても大丈夫です。
大切なのは、
私は気にしすぎなのかな。
と自分を責めることではありません。
私は、あの言葉の何がつらかったんだろう。
そうやって、自分の気持ちを知ることです。
家にいるのに休めないとき、脳では何が起きている?
本来、家は安心して過ごしたい場所です。
ところが、
夫が帰ってくると緊張する。
夫の声のトーンが変わると身構える。
そんな状態が続くことがあります。
ここには、脳の働きも関係しています。
脳には、扁桃体という場所があります。
扁桃体は、
危険かもしれない。
と素早く反応する、心の警報器のような役割をしています。
嫌な会話や緊張する場面が何度も続くと、似た場面で警戒しやすくなることがあります。
海馬は、出来事やそのときの状況を記憶することに関わっています。
前にこの言い方で傷ついた。
この表情のあとにケンカになった。
そんな経験があると、似た場面で以前の嫌な感覚がよみがえることがあります。
そして前頭前野は、
今、本当に危険なのかな。
どう伝えればいいかな。
と落ち着いて考えることに関わっています。
緊張やストレスが強いと、冷静に言葉を選ぶことが難しくなる場合があります。
そのため、
夫の前だと何も言えない。
あとになって、言いたかったことがたくさん出てくる。
そんなことが起こることもあります。
夫を分析する前に、声から自分を見てみる
Aさんのカウンセリングでは、声紋分析も取り入れました。
U-LaLaでは、約6秒の声をもとに、自分の判断感覚や行動の傾向を整理する材料として声紋分析を活用しています。
ここで大切なのは、
夫はこういう人。
あなたはこういう人。
と決めつけるためのものではないということです。
夫婦の相性を良い、悪いと判定するものでもありません。
見るのは、
自分がどのように感じ、どのように動きやすいのか。
という自分自身の傾向です。
Aさんも最初は、
夫がどうしてあんな言い方をするのか知りたい。
という気持ちがありました。
でも、声紋分析とカウンセリングを通して整理していくと、少しずつ別の部分が見えてきました。
私は、相手に合わせすぎていたのかもしれない。
嫌だと思っても、その場を丸く収めることを優先していたのかもしれない。
夫の気持ちは考えていたけれど、自分がどう感じているかは考えていなかった。
そんな気づきが出てきたのです。
夫婦関係に疲れているとき、私たちはどうしても相手に目が向きます。
どうして夫はわかってくれないの。
どうしてそんな言い方をするの。
もちろん、それを考えることも必要です。
でも、自分自身については、意外とわからないものです。
なぜ私は言い返せないのだろう。
なぜ私はこんなに相手の顔色を見るのだろう。
本当は何が嫌なのだろう。
私はどんな関係なら安心できるのだろう。
言葉だけでは整理しにくい自分の傾向を、声という別の入口から見てみる。
声紋分析は、そのきっかけのひとつになります。
こんな疲れ、ありませんか?
□ 夫が帰ってくる時間になると気持ちが重くなる。
□ 話す前に夫の機嫌を確認してしまう。
□ 何を言っても否定される気がする。
□ 本当は嫌なのに、わかったと言ってしまう。
□ ケンカになるくらいなら、自分が我慢すればいいと思う。
□ 夫と話したあと、どっと疲れる。
□ 一人になるとホッとする。
□ 自分が何をしたいのかわからなくなることがある。
□ 夫に言われた言葉を何度も思い出す。
□ 離婚したいわけではないのに、このままでいいのかなと思う。
当てはまる数だけで、夫婦関係の良し悪しが決まるわけではありません。
ただ、
私、思っていたより疲れているのかもしれない。
そんな自分の状態に気づくきっかけにはなります。
夫婦関係を変える前に、自分を落ち着かせる3つのセルフケア
U-LaLa446呼吸法
やり方
楽な姿勢になります。
鼻から4秒かけて息を吸います。
4秒止めます。
口から6秒かけて、ゆっくり息を吐きます。
無理のない範囲で5分ほど繰り返します。
効果
夫と話す前や、イライラしてすぐに言い返したくなったときなどに、いったん自分を落ち着かせる時間をつくります。
ゆっくりした呼吸は、自律神経の働きに影響し、リラックスを助けることが報告されています。
備考(エビデンス)
ゆっくりした腹式呼吸による自律神経への影響を調べた国内研究があります。
参考
片岡ら、腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響、2005年、日本保健医療行動科学会誌。
感情ラベリング
やり方
夫との会話でモヤモヤしたら、紙やスマートフォンのメモを開きます。
今の気持ちを1〜2語で書きます。
悲しい。
腹が立つ。
寂しい。
怖い。
疲れた。
次に、その気持ちの強さを0〜100%で書きます。
効果
夫が悪い、私が悪いと結論を出す前に、
私は今、何を感じているの。
と自分の内側を見る時間をつくれます。
備考(エビデンス)
認知行動療法では、出来事、考え、感情などを整理して記録する方法が用いられています。
参考
厚生労働科学研究における認知行動療法のマニュアル・関連資料。
やさしい境界線ワーク
やり方
本当は嫌だけれど、夫に合わせていることを1つ書きます。
次に、本当はどうしたいのかを書きます。
最後に、相手を責めずに伝えられる短い言葉を考えます。
たとえば、
今日は疲れているから、この話は明日にしたい。
今は一人で少し休みたい。
そんな短い言葉でかまいません。
効果
我慢する。
怒る。
その二択ではなく、自分の気持ちを大切にしながら伝える練習になります。
備考(エビデンス)
自分も相手も尊重しながら気持ちや希望を伝える方法は、アサーションと呼ばれ、対人関係を整える方法として研究・実践されています。
参考
アサーション・トレーニングに関する国内研究、早稲田大学学術リポジトリ。
クライエントさんの声
夫と大きなケンカをしているわけではなかったので、最初はこんなことで相談していいのかなと思っていました。
離婚したいわけでもないし、もっと大変な家庭はいくらでもあると思っていたんです。
でも、夫が帰ってくる時間になると落ち着かなくなったり、話しかける前に顔色を見たりしている自分がいました。
何か言われると、また否定されたと思ってしまって、だんだん自分から話すことも減っていました。
相談してみて初めて、私は夫のことばかり考えて、自分が何を感じているのかがわからなくなっていたんだと気づきました。
カウンセラーさんと話していく中で、私はその場の空気を悪くしないことを優先して、
自分の気持ちを後回しにしやすいのかもしれないと整理してもらいました。
声紋分析も受けて、自分では普通だと思っていた考え方や動き方を違う角度から見ることができました。
それからは、夫に何か言われてモヤモヤしたときに、すぐ私が悪いと決めるのをやめて、まず自分が何を感じたのかを書いてみるようにしました。
夫と大切な話をする前には、446呼吸法もしています。
夫が急に変わったわけではありません。
私も、急に何でも言えるようになったわけではありません。
でも以前より、
私は今、嫌だったんだ。
私は悲しかったんだ。
本当はこうしてほしかったんだ。
と、自分の気持ちがわかるようになりました。
それだけでも、ずいぶん心が楽になりました。
これからは、我慢するか離婚するかだけで考えずに、自分が安心できる夫婦関係とはどんなものなのかを少しずつ考えていきたいです。
夫を変えるより先に、自分の気持ちを知る
夫婦関係の相談では、
夫が変わってくれたら楽なのに。
という気持ちが出てくることがあります。
それは自然なことです。
でも、相手をこちらの思い通りに変えることはできません。
だからといって、ずっと我慢する必要があるという意味でもありません。
大切なのは、
私は何を言われると苦しいのか。
そのとき、どんな気持ちになるのか。
本当は何を伝えたいのか。
どこまでは受け入れられて、どこからは苦しいのか。
私はどんな夫婦関係なら安心できるのか。
そこを知っていくことです。
そして、夫にも夫なりの感じ方や考え方があるかもしれません。
夫婦の問題を考えるときに、相手を病名や性格の型だけで決めつけてしまうと、本当に起きていることが見えにくくなる場合があります。
声紋分析も、誰かを決めつけるために使うものではありません。
自分では気づきにくかった自分の傾向を整理するきっかけとして活用します。
私はここで無理をしていたんだ。
私はこういうときに我慢しやすいんだ。
そこに気づくと、相手との距離の取り方や、自分の気持ちの伝え方を考えやすくなります。
離婚するかどうかの前に、知ってほしいこと
離婚したいわけじゃない。
でも、夫といると疲れる。
その気持ちに、今すぐ答えを出す必要はありません。
離婚する。
我慢する。
夫を変える。
その前にできることがあります。
それは、
私は、なぜこんなに疲れているんだろう。
と、自分に目を向けてみることです。
これまで夫の気持ちや家族のことを優先してきた分、自分の気持ちを確認する時間が少なくなっていたのかもしれません。
夫を分析する前に、自分を知る。
相手を責める前に、自分の疲れに気づく。
そして、
本当はどうしたいの。
と、自分に聞いてみる。
その小さな一歩から、夫婦関係の見え方が変わることがあります。
自分のことなのに、自分のことがよくわからない。
そんなときは、言葉だけではなく、声という別の入口から自分を見てみる方法もあります。
なぜ私はこんなに疲れるのだろう。
なぜ私は言いたいことを飲み込んでしまうのだろう。
その答えを急いで決めるのではなく、一緒に整理してみませんか。
U-LaLaカウンセリングのご案内
U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。
6秒の声から、あなたの判断感覚と行動軸を一緒に整理していきます。
夫婦関係についても、
離婚したほうがいい。
我慢したほうがいい。
と答えを決めつけることはありません。
あなたが何に疲れているのか。
何を我慢してきたのか。
本当はどんな関係を望んでいるのか。
そこから一緒に整理していきます。
オンライン・電話でも対応可能です。
夫婦のことを誰かに話してみたい。
まずは自分のことを知ってみたい。
声紋分析を一度受けてみたい。
そんな気持ちからでも、お気軽にお問い合わせください。
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