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夫が絶対に謝らない。その心理とは?

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夫婦・恋愛のトラブル

「ごめん」の一言がないだけで、なぜこんなにつらいの?

「どう考えても夫が悪いのに、絶対に謝らない。」

 

そんなことが続くと、疲れてしまいますよね。

 

こちらは夫を責めたいわけではありません。

 

ただ一言、

 

「ごめん。」

 

そう言ってくれれば、それで終わる話なのに。

 

ところが夫は言い訳をする。

 

話をすり替える。

 

黙り込む。

 

最後には、

 

「お前だって悪いだろ。」

 

と言ってくる。

 

そんなやり取りを繰り返しているうちに、

 

「私の言い方が悪いのかな。」

 

「私が求めすぎなのかな。」

 

と、自分まで責めてしまう方がいます。

 

でも、なぜ夫はそこまで謝れないのでしょうか。

 

そしてもう一つ大切なのが、

 

「なぜ夫が謝ってくれないことが、私はこんなにつらいのだろう。」

 

という自分側の気持ちです。

 

今回は、心理学・脳科学・声紋分析の視点から、この夫婦のすれ違いをやさしくひも解いていきます。

 

相談者事例

「ごめん」の一言がほしいだけなのに

今回ご相談に来られたのは、40代の女性です。

 

夫婦共働きで、結婚して15年以上になります。

 

ある日のことです。

 

夫が家族との約束を忘れてしまいました。

 

妻が、

 

「今日の予定、覚えていた?」

 

と聞くと、夫は、

 

「仕事が忙しかったんだから仕方ないだろ。」

 

と答えました。

 

妻は責めたいわけではありませんでした。

 

「忘れたことを怒っているんじゃないよ。」

 

「一言、ごめんって言ってほしかっただけ。」

 

そう伝えました。

 

ところが夫は、

 

「そんなに責めることか?」

 

と不機嫌になってしまいました。

 

こうしたことは一度ではありません。

 

話し合おうとすると、夫は言い訳をする。

 

黙り込む。

 

あるいは、

 

「お前だって、この前……。」

 

と妻の問題を持ち出します。

 

そのたびに妻は、

 

「どうしてこの人は謝れないんだろう。」

 

と思っていました。

 

ところが、そんなやり取りが何度も続くうちに、

 

「もしかしたら、私の言い方が悪いのかな。」

 

と考えるようになっていました。

 

そしてカウンセリングの中で、こんな言葉が出てきました。

 

「謝ってほしいというより、私の気持ちを分かってほしいんだと思います。」

 

ここに、今回の大切なポイントがありました。

 

心理学から見る

なぜ「ごめん」が言えないの?

謝罪とは本来、

 

「自分の行動によって相手が傷ついたことを認める。」

 

というコミュニケーションです。

 

ところが、人によっては謝ることを、

 

「自分が悪い人間だと認めること。」

 

「負けること。」

 

「自分の立場が下になること。」

 

のように受け取ってしまう場合があります。

 

すると間違いを指摘された瞬間、自分を守ろうとします。

 

その結果、

 

「でも。」

 

「だって。」

 

「そっちだって。」

 

という言葉が先に出やすくなります。

 

もちろん、謝らない人がすべて同じ心理というわけではありません。

 

育った家庭環境。

 

これまでの人間関係。

 

夫婦の関係。

 

自分への自信。

 

さまざまなものが関係します。

 

ですから、

 

「謝らない=妻を大切に思っていない。」

 

と単純に決めることはできません。

 

間違いを認めることへの怖さや恥ずかしさが、謝罪を難しくしている可能性もあります。

 

脳科学から見る

責められたと感じると「守る」が先に出る

私たちの脳には、危険をすばやく察知する働きがあります。

 

その働きに関係する場所の一つが「扁桃体」です。

 

扁桃体は、

「怖い。」

「危ない。」

「不安だ。」

と感じたときに反応する脳の場所です。

 

たとえば妻が、

 

「どうして謝れないの?」

 

と言ったとします。

 

妻は話し合いたいだけかもしれません。

 

ところが夫側が、

 

「責められている。」

 

「否定されている。」

 

と受け取る場合があります。

 

すると、

 

「自分を守らなければ。」

 

という反応が先に出ることがあります。

 

一方、落ち着いて物事を考えたり、相手の立場を想像したりする働きには「前頭前野」が関わっています。

 

強いストレスを感じている場面では、冷静に考えることが難しくなることがあります。

 

また「海馬」は、記憶に深く関わる場所です。

 

過去に失敗を強く責められた経験などがある場合、似た状況で防御的な反応が出る可能性も考えられます。

 

だからといって、

 

「脳の反応だから謝らなくていい。」

 

ということではありません。

 

相手を傷つけたときに謝ることは、人間関係を守るために大切です。

 

ただ、

 

「どうしてこんなに謝ることを嫌がるのだろう。」

 

と考えるとき、

 

「自分を守ろうとする反応が起きているのかもしれない。」

 

という視点を持つと、少し違った見方ができることがあります。

 

声紋分析で見えてきた「私がこんなにつらかった理由」

今回のカウンセリングでは、クライエントさんに6秒ほど声を出していただき、声紋分析も行いました。

 

その結果から整理すると、判断基準は「視感覚」。

 

行動基準は「自分軸」という特徴が見えてきました。

 

これは良い、悪いを決めるものではありません。

 

その人が自然に、

 

「何を手がかりに判断しやすいのか。」

 

「何を基準に行動しやすいのか。」

 

を知るためのものです。

 

判断基準は「視感覚」

視感覚を使って判断しやすい人は、目に見える状況や相手の表情、出来事の流れなどから情報を受け取りやすい傾向があります。

 

今回のクライエントさんも、

 

「夫が謝らなかった。」

 

という言葉だけを受け取っていたわけではありませんでした。

 

夫の表情。

 

こちらを見ない態度。

 

話を聞こうとしない様子。

 

その場の空気。

 

こうした「目から入ってくる情報」も受け取っていた可能性があります。

 

そのため、

 

「夫がごめんと言わなかった。」

 

だけではなく、

 

「私のことを大切にしていないように見えた。」

 

という寂しさにつながっていたことが考えられました。

 

カウンセリングでそこを整理していくと、クライエントさんから、

 

「私は謝罪だけを求めていたわけではなかったんですね。」

 

という言葉が出てきました。

 

本当に求めていたものは、

 

「私が傷ついたことを分かってほしい。」

 

という気持ちだったのです。

 

行動基準は「自分軸」

声紋分析では、行動基準として「自分軸」の特徴も見えてきました。

 

自分軸とは、自分なりの考えや納得感を大切にしながら行動する力です。

 

これは、この方が本来持っている大切な力でもあります。

 

今回のクライエントさんの中には、

 

「約束したことは守りたい。」

 

「間違えたら謝りたい。」

 

「相手を傷つけたら、その気持ちを受け止めたい。」

 

という自分なりの大切な基準がありました。

 

だからこそ、夫が謝らず言い訳をする姿を見ると、

 

「どうして分かってくれないの?」

 

という強い違和感につながっていた可能性があります。

 

ここで大切なのは、

 

「自分軸だから夫婦関係で悩んだ。」

 

ということではありません。

 

自分の中に大切な基準を持っていることは、この方の強みです。

 

カウンセリングでは、その力を、

 

「夫を変えるため。」

 

だけではなく、

 

「私はどうしたいのかを考えるため。」

 

に使えるよう、一緒に整理していきました。

 

カウンセリングで期待できること

「夫が謝ってくれれば、私は楽になれる。」

 

そう思うのは自然なことです。

 

しかし、自分の心の状態が夫の反応だけで決まるようになると、とても苦しくなります。

 

夫が謝れば安心する。

 

謝らなければ苦しくなる。

 

反論されれば、自分まで否定されたように感じる。

 

こうした状態が続けば、夫との会話そのものが疲れる時間になってしまいます。

 

そこでU-LaLaのカウンセリングでは、

 

「どうすれば夫を謝らせられるのか。」

 

だけを考えるのではありません。

 

声紋分析を手がかりに、

 

「私は何を見て、どう受け取っていたのだろう。」

 

「私は何を大切にしているのだろう。」

 

「私は何に一番傷ついたのだろう。」

 

「本当は夫に何を伝えたかったのだろう。」

 

と、自分の心を一緒に整理していきます。

 

今回のクライエントさんの場合、

「視感覚」と「自分軸」という特徴を知ったことが、自分の気持ちを別の角度から見るきっかけになりました。

 

夫の態度を見て傷ついていた自分。

 

自分が大切にしている基準と、夫の行動との違いに苦しくなっていた自分。

 

そこが整理されてくると、

「夫が悪い。」

「私が悪い。」

という二つの答えだけで考えなくてもよくなります。

 

そして、

「私は、あのとき寂しかった。」

「謝罪だけではなく、気持ちを分かってほしかった。」

「私はこれから、こういう関係を作りたい。」

 

と、自分の気持ちを言葉にしやすくなります。

 

カウンセリングで期待できる大切な変化の一つは、

 

相手の反応と自分の感情を分けて整理できるようになることです。

 

そして、

 

自分が本当に大切にしたいことを知り、自分の言葉で伝えやすくなることです。

 

夫が変わることを保証するものではありません。

 

けれど、自分の心の扱い方が変わることで、同じ夫婦げんかを繰り返すパターンから抜け出すきっかけになることがあります。

 

夫婦関係の「疲れ」セルフチェック

次の項目で、思い当たるものはありませんか。

□ 夫と話す前に言葉を何度も考える。

□ また否定されそうで話すのをやめることがある。

□ 夫が謝らないと、自分が悪いような気がしてくる。

□ 話し合いの後も何時間も考え続けてしまう。

□ 「私さえ我慢すればいい」と思うことが増えた。

□ 夫の機嫌を見ながら話すタイミングを決めている。

□ 家にいても気持ちが休まらない。

□ 最近、イライラすることが増えた。

□ 「もう何を言っても無駄」と感じることがある。

当てはまる数だけで、心の状態を判断するものではありません。

「私は思っていた以上に疲れているのかもしれない。」

そう気づくための目安として使ってみてください。

 

今日からできる3つのセルフケア

① U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方

楽な姿勢になります。

鼻から4秒かけて息を吸います。

4秒止めます。

口から6秒かけて、ゆっくり吐きます。

これを5分ほど繰り返します。

夫と話す直前や、言い合いになった後にも取り入れやすい方法です。

効果

ゆっくり呼吸することで、緊張した心と体を落ち着けやすくなります。

感情の勢いだけで言葉を返す前に、

「私は何を伝えたいのだろう。」

と考える時間を作る助けになります。

備考(エビデンス)

片岡ら「腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響」(2005年、日本保健医療行動科学会誌)。

ゆっくりした腹式呼吸による自律神経への影響が報告されています。

 

② 感情ラベリング

やり方

夫との出来事を思い出したとき、自分の気持ちを1〜2語で書きます。

「怒り。」

「悲しい。」

「悔しい。」

「寂しい。」

などで十分です。

次に、

「怒り70%。」

「寂しさ50%。」

のように、その強さを書いてみます。

効果

「夫が謝らない」という出来事と、

「私は寂しかった」という感情を分けて整理しやすくなります。

自分が本当に伝えたかったことにも気づきやすくなります。

備考(エビデンス)

認知行動療法では、出来事・考え・感情などを記録し、整理する方法が用いられています。

厚生労働科学研究における認知行動療法関連の資料でも、考えや感情を記録する方法が取り入れられています。

 

③ U-LaLa “小さな成功”メモ

やり方

寝る前に、

「今日できたこと。」

「今日よかったこと。」

を3つ書きます。

大きな成功でなくて大丈夫です。

「仕事を終わらせた。」

「夕食を作った。」

「言い返す前に一度呼吸できた。」

そして、その理由を一言添えます。

効果

夫婦関係で悩み続けていると、

「私が悪いのかな。」

という方向ばかりに意識が向くことがあります。

毎日の中にある小さな「できた」に目を向けることで、自分を見る視点を広げる助けになります。

備考(エビデンス)

ポジティブ心理学では、日常にあったよい出来事などを書き出す方法が研究されています。

島井哲志「ポジティブ心理学の展開」(2010年)などでも、ポジティブ心理学に基づく取り組みが紹介されています。

 

クライエントさんの声

「最初に相談したときは、『どうすれば夫に謝らせることができますか』という気持ちでした。

 

夫が悪いと思っているのに絶対に謝らないので、悔しいし、話をするたびにイライラしていました。

 

それなのに夫から『お前だって悪いだろ』と言われると、今度は『私のほうがおかしいのかな』と考えてしまっていました。

 

声紋分析を受けて、私の判断基準には視感覚、行動基準には自分軸という特徴があることを教えてもらいました。

 

そこで初めて、私は夫の言葉だけではなく、表情や態度まで見て、『私の気持ちを大切にしてくれていない』と感じていたことに気づきました。

 

そして私の中には、『間違えたら謝る』『約束は守る』という大切な基準があることも整理できました。

 

カウンセラーさんと話していて一番驚いたのは、『夫に謝ってほしい』の奥に、『私が悲しかったことを分かってほしい』という気持ちがあったことです。

 

それまでは夫のことばかり考えていたので、自分が何を感じているのかは、あまり考えたことがありませんでした。

 

カウンセリングでは、夫と話す前に446呼吸法を行い、自分の感情を言葉にする方法も教えてもらいました。

 

すると以前なら、『なんで謝らないの?』と言っていた場面で、『私はあの態度を見て悲しかった』と言えるようになりました。

 

夫が急に何でも謝るようになったわけではありません。

 

でも、以前ほど夫の反応だけで一日中モヤモヤしなくなりました。

 

『夫がどうするか』と『私はどうしたいか』は別なんだと思えるようになったからです。

 

これからは夫を変えようとするだけではなく、自分が大切にしたいことを、自分の言葉で伝えていきたいと思っています。」

 

カウンセラー視点|「夫を変える」から「自分を理解する」へ

今回のカウンセリングで大切にしたのは、

 

「夫がなぜ謝らないのか。」

 

という分析だけではありません。

 

それ以上に、

 

「夫が謝らないことで、なぜ私はこんなにつらいのだろう。」

 

というクライエントさん自身の気持ちを整理することでした。

 

声紋分析から自分の判断基準や行動基準を知ることは、

 

「私はこういうところを大切にしていたんだ。」

 

と、自分では気づかなかった心の使い方を知るきっかけになります。

 

そしてカウンセリングでは、その気づきを日常生活につなげていきます。

 

夫の反応を変えることは、自分一人では決められません。

 

しかし、

 

「私はどう受け取ったのか。」

 

「私はどう感じたのか。」

 

「私は何を大切にしたいのか。」

 

「私はこれからどう伝えたいのか。」

 

は、整理することができます。

 

ここが見えてくると、相手の反応に振り回されるだけではなく、自分で次の行動を選びやすくなります。

 

カウンセリングの目的は、

 

「我慢できる妻になること。」

 

ではありません。

 

夫を悪者にすることでもありません。

 

自分でも分からなくなっていた気持ちを整理して、

 

「私はこう感じていたんだ。」

 

「私はこれを大切にしたかったんだ。」

 

と、自分自身が理解できるようになることです。

 

その自己理解が、夫婦関係を見直す最初の一歩になることがあります。

 

まとめ

謝ってもらえない苦しさから、自分の気持ちを取り戻す

夫が謝らない。

 

それだけを見ると、

 

「どうしたら夫を変えられるのだろう。」

 

と考えてしまいます。

 

でも、カウンセリングでできることは、それだけではありません。

 

声紋分析から自分の判断基準や行動基準を知る。

 

心理学の視点から感情を整理する。

 

すると、

 

「なぜ私はこんなに傷ついたのか。」

 

「本当は何を分かってほしかったのか。」

 

「これから私はどうしたいのか。」

 

が少しずつ見えてきます。

 

夫が謝るかどうかだけで、自分の心の状態が決まらなくなっていく。

 

相手の反応と自分の気持ちを分けて考えやすくなる。

 

そして、自分が大切にしたいことを、自分の言葉で伝えられるようになる。

 

それも、カウンセリングで期待できる大切な変化です。

 

「夫のことを相談するのに、私がカウンセリングを受ける意味があるの?」

 

そう感じている方もいるかもしれません。

 

相手を変えるためだけではなく、

 

相手との関係の中で見えにくくなってしまった「自分の気持ち」を取り戻すためにも、カウンセリングは利用できます。

 

一人で考えていると、同じところを何度もぐるぐる回ってしまうことがあります。

 

そんなときは、一緒に心の中を整理してみませんか。

 

U-LaLaカウンセリングのご案内

U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

6秒の声から、あなたの「判断感覚」と「行動軸」を整理していきます。

 

声紋分析で自分の心の使い方を知り、カウンセリングで、

「なぜ私はこんなに苦しかったのか。」

「本当は何を伝えたかったのか。」

「これから私はどうしたいのか。」

を一緒に整理していきます。

 

夫婦の問題を「どちらが悪いか」だけで終わらせず、自分自身を理解し、これからの関係を考えるための時間としてご利用いただけます。

 

オンライン・電話でも対応可能です。

 

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