太陽の光と心の健康──最新の研究が発表 Nature Mental Health(ネイチャー・メンタル・ヘルス)
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カウンセリングレポート
太陽の光と心の健康──最新の研究
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雑誌:Nature Mental Health(ネイチャー・メンタル・ヘルス)
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参加人数:イギリスから集めた約8万7千人!
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やったこと:
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みんなに腕時計型のセンサーを1週間つけてもらい、
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昼間にどれだけ明るい光(太陽)を浴びたか
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夜にどれだけ光(スマホや街灯など)を浴びたか
を記録。
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その人たちが “どんな心の病気を持っているか” を調べて比べた。
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2. わかったこと
・夜に強い光を浴びるうつ・不安・自傷などのリスクが上がる夜にイライラしたり、ぐっすり眠れなくなる
つまり 「昼は明るく、夜は暗く」 が心の健康にいい!
3. どうして光で気分が変わるの?
体内時計(サーカディアンリズム)
太陽の光を合図に “朝だ!” とリセットされる。
ホルモン
朝の光 → ハッピーホルモン「セロトニン」がアップ
夜の暗さ → 眠りホルモン「メラトニン」が出てぐっすり
もし夜も明るいと…
脳が「まだ昼?」と勘違い → 体内時計がズレて、気分が落ち込みやすくなる。
4. 今日からできる3つのヒント
朝はカーテン全開!
起きたらすぐに太陽の光を10分以上浴びよう。
お昼休みにちょこっと散歩
木陰でもOK。外の光は室内よりずっと明るい。
夜9時以降は“光を減らすタイム”
スマホ画面を暗くする・ナイトモード
部屋の照明を暖色系の弱い光にする
「昼に光を浴びて、夜は暗くする」だけで、心がホッとしやすくなるよ。
5. まとめ
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太陽の光は “心のビタミン”。
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昼にたくさん浴びれば元気アップ、夜の光を減らせばぐっすり。
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むずかしい薬や道具は要らない。毎日の“光の浴び方”をちょっと変えるだけで、心を守れるんだね。