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仕事中に集中できないのは疲れのせいだけじゃない

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仕事・キャリアの悩み

やる気はあるのに、集中できない疲れているだけと思っていたけど、何かがおかしい

 

そんな感覚を抱えたまま、今日も仕事を始めていませんか?

 

仕事に向き合おうとしても、なぜか頭がぼんやりして進まない。

 

疲労感だけでは説明できない“集中できなさ”には、心と脳のサインが隠れています。

 

今回は、29歳のシステムエンジニア・Bさんの事例をもとに、集中できない原因をやさしく紐解いていきます。

 

 

相談者事例

Bさんは、29歳のシステムエンジニア。開発チームでリーダーの補佐役として働いています。

 

ある日、「最近、仕事中に全然集中できない」とぽつり。

メールを読んでも頭に入らない 、コードを見ていても内容が入ってこない 、会議中に考えがまとまらず言葉が出てこない

 

それでも、まだ若いし寝れば治ると思っていたそうです。でも、

 

週末にしっかり休んでも、月曜になるとまた同じ状態。

 

自分だけ取り残されてる感じがして、どんどん焦ってしまってと語るBさん。

 

まじめで責任感が強い彼にとって、集中できないは大きな悩みでした。

 

 

◾️心理学解説

集中力が続かない背景には、自己効力感の低下や学習性無力感が隠れていることがあります。

 

自己効力感とは、自分はきっとできる」と信じられる力。

 

何度も失敗したり、自分だけがうまくいかないと感じると、この感覚が弱まり、「どうせやってもダメだ」と無意識にブレーキがかかるようになります。

 

すると、脳はエネルギーの消費を避けようとして、集中すること自体を“面倒なこと”と捉えてしまうのです。

 

 

脳科学解説

集中力に深く関わるのは前頭前野(ぜんとうぜんや)という脳の部分です。

 

前頭前野は、考える、判断する、集中するなど、まさに仕事脳を司る場所。

 

ところが、この前頭前野はストレスや疲労、自己否定によって働きが弱まってしまいます。

 

一方で扁桃体(へんとうたい)という脳の部位は、ストレスを感じるとすぐに反応します。

 

Bさんのように集中できないことに焦る状態では、扁桃体が過剰に働き、前頭前野の働きをさらに邪魔してしまいます。

 

この状態が続くと、たとえ休息をとっても回復しにくくなるため、根本的な心のケアが必要になってくるのです。

 

声紋分析セクション

Bさんの声紋を見てみると、優位な感覚は視感覚(ブルー〜マゼンタ)

 

論理的で客観的に物事を考える力が高い一方で、感じることより考えることを優先しがちです。

 

また、行動基準は「相手軸(ターコイズ)」が強く、自分がどうしたいかよりも相手やチームのためにと頑張りすぎる傾向がありました。

 

その結果、自分の内側の疲労や限界に気づきにくくなり、心のエネルギー切れに気づかないまま集中力の低下として現れていたのです。

 

疲れのセルフチェックリスト

朝起きた瞬間から、すでに疲れている感じがする。

何もしていないのに、ため息がよく出る。

休みたいと思うのに、まだ頑張れると自分に言い聞かせてしまう。

休日も心が休まらない。ちょっとしたことでイライラしたり、落ち込んだりする。

 

ぼーっとする時間が増え、気づくと何もしていないことがある。

3つ以上あてはまる場合は、休みのサイン”かもしれません。 これは弱さではなく、ずっと頑張ってきた証です。

 

セルフケアの提案

U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う 、 4秒止める 、口から6秒吐くリズムを、5分程度繰り返す。

効果: 自律神経(副交感神経)を高め、心拍や血圧を安定させ、不安や緊張を和らげ、イライラを鎮める

備考(エビデンス)片岡ら「腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響」(2005年,日本保健医療行動科学会誌) 、佐野ら「リズム性運動による中枢セロトニンレベルの変化」(2002年,北陸大学・科研費報告)

 

U-LaLa 小さな成功メモ

やり方:就寝前に「今日できたこと・よかったこと」を3つ書き、その理由を一言添える。

効果: ・自己効力感・自己肯定感の向上しポジティブ感情の増加と抑うつ症状の軽減

備考(エビデンス)は 海保ら「感謝日記の継続が幸福感と学習モチベーションに与える影響」(2021年,BMC Psychology/立命館大学) 、島井哲志のポジティブ心理学の展開(関西学院大学・2010年)

 

 

クライエントさんの声

集中できない日が続いてて、正直、自分でもよくわからなかったんです。

 

なんとなくモヤモヤしてて、ミスが増えるたびに“自分ってダメだな”って思ってました。

 

でもカウンセリングでそれ、脳のエネルギー切れかもって言われたとき、変な話ですけど、ちょっとホッとしたんですよね。

 

すすめてもらった呼吸法と“よかったことメモ”、正直最初は半信半疑だったんですけど、2週間くらい続けてたら、朝の気持ちがほんの少し軽くなってきて。

 

あ、こういうことか、って実感が出てきました。

 

今は、休むことも仕事のうちって、少しずつ自分に言い聞かせてます。」

 

 

カウンセラー視点

Bさんは、集中力の低下=怠けと感じて、自分を責めていました。

 

でも声から見えてきたのは、相手の期待に応えようとがんばり続けてきた姿でした。

 

セルフケアを重ねることで、自分をいたわる感覚が少しずつ芽生えてきたようです。

 

最近は休むこともチームのためと考えられるようになり、帰宅後にスマホを見ずに休む習慣もできたと話してくれました。

 

 

◾️まとめ

最近、なんとなく集中できないと感じることはありませんか?

 

それは、あなたの中のがんばってきた証かもしれません。

 

脳や心は、限界が近づくと集中できないというサインを出してくることがあります。

 

だからこそ、無理にがんばるのではなく、一度立ち止まって休むこと自分のために整えることがとても大切です。

 

小さな呼吸ひとつからでも大丈夫。

 

自分を守る力は、ちゃんと育てていけます。

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学、脳科学、声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。

 最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、根本改善を加速します。

 

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・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

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