うちの子は頑張っているから大丈夫ではなく 頑張っているときこそ、心のサインを見逃さないで
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親子・介護ストレス
最近、うちの子なりにがんばってるんです。
そう話す親御さんは、とてもまっすぐで、あたたかい眼差しをされています。
けれど、カウンセリングではこんなケースも少なくありません。
毎日登校しているけれど、帰宅後は無言で部屋にこもる。
習い事を休まず続けているけれど、寝つきが悪くなった。
笑顔で大丈夫と言うけれど、まばたきの回数が増えた。
いずれも、子どもが出していた静かなサインです。
そのがんばりの裏側で、実は限界を迎えていることもあるのです。
今回は、Aさんと息子Kくんのエピソードを通して、頑張っているときこそ子どもをよく見ることの大切さをお伝えします。
相談者事例:Aさん(36歳・女性/小6の男の子の母)
Kくんは春から中学受験を目指して塾に通い始めました。
もともと真面目な性格で、最初のうちは塾、楽しいよと話していました。
しかし、夏休み明けから少しずつ変化が見られるようになります。
目を合わせなくなりました。
ゲームの時間が極端に増えました。
寝る前に、ママ、疲れたとつぶやくようになりました。
Aさんは、でも、頑張ってるから大丈夫かなと思っていたそうです。
そんなある朝、Kくんが今日、塾に行きたくないとつぶやき、布団から出られなくなってしまいました。
カウンセリングを受けたきっかけ
がんばっている姿に安心していたAさんでしたが、 その朝のKくんの様子を見て、これは一時的なものではないかもしれないと直感したといいます。
このまま見守っていていいのか、それとも何かすべきか。
悩みながらスマートフォンで検索していたときに、 声から心の状態がわかるというU-LaLaの声紋分析カウンセリングに出会いました。
心理学の視点:努力する子ほど限界を言えない
心理学には自己抑制リソースという考え方があります。
これは、我慢や気づかいをするときに消費される、心のエネルギーのようなものです。
空気を読み続けたり、やりたくないことを我慢して続けたり、叱られないようにふるまったりする中で、心のリソースは徐々にすり減っていきます。
とくにまじめでがんばり屋の子どもは、自分で感情を整理しようとし、助けてと言えず、がんばっている自分を壊したくないという気持ちから、限界
を外に出すことができません。その結果、ある日突然ぷつんと糸が切れたように動けなくなってしまうのです。
脳科学の視点:前頭前野の疲労に気づく
脳には、感情や行動をコントロールする前頭前野(ぜんとうぜんや)という部分があります。
ここが疲れると、言葉が出にくくなったり、涙が止まらなくなったり、笑っていても目の奥に力がなかったりといったサインが現れます。
つまり、泣く、怒るといった大きな表現の前に、まばたきの増加や手遊び、突然の沈黙といった小さな揺れに気づけるかどうかが、早期のサポートにつながるのです。
クライエントさんの声(Aさん・36歳 女性/小6の息子Kくん)
息子が塾に通い始めたのは、小学6年の春でした。
中学受験に向けて何か動かなきゃ、と私自身が焦っていた部分もあって、本人が行ってみたいと言ってくれたのが嬉しくて、すぐに申し込みました。
最初のころは、塾も楽しいよと笑っていて、帰ってきてからも勉強内容を話してくれたりしていました。
でも、夏休みを過ぎたころから少しずつ変化が出てきて。
それに気づけたのは、今思えば本当に小さなサインでした。
寝る前に疲れたとつぶやいたり、目を合わせなくなったり。
ゲームの時間も増えて、以前より笑顔が減った気がしていました。
けれど私は、頑張ってるから大丈夫だろう、とどこかで思い込んでいたのです。
それがある朝、突然今日、塾に行きたくないと言って、布団から出られなくなってしまいました。
あんなにしっかりしていた子が、無表情で黙ったまま動けない姿を見て、ようやく私はこれは普通じゃないと気づきました。
何をどうすればいいかわからず、スマホで子ども 疲れてる 塾といった言葉を検索していたときに、U-LaLaさんのカウンセリングを見つけました。
カウンセリングでは私が大丈夫、大丈夫と言い続けることで、Kはますます感情を出せなくなっていたんだと気づきました。
カウンセリングの中で教えてもらった関わり方は、とても具体的でやさしいものでした。
たとえば、今日はどうだった?と、結果ではなく感情に寄り添う質問をすること。
塾の回数を減らして、自分で行く日を決めてもらうこと。がんばってえらいねではなく、今日のKくん、すごく穏やかな顔してるねなど、状態に目を向けて声をかけること。
最初はうまくいくか不安でしたが、少しずつ、Kの表情が変わっていくのを感じました。
今日は行けそう、今日は休みたい――自分の気持ちを言葉にすることが増え、夜も眠れるようになり、本を読んだり、ゲームをしたりと、安心できる時間を自分で作れるようになりました。
何よりうれしかったのは、Kがまた私に話しかけてくれるようになったことです。
ママ、今日さ
その一言が、どれほど私を安心させてくれたか、言葉では言い表せません。
以前の私は、子どもを守るつもりで、ちゃんとやらせることばかり考えていました。
でも今は、見守ることの大切さを少しずつ実感しています。
U-LaLaさんのカウンセリングを受けていなかったら、きっと私はまだ、Kの小さなサインに気づけずにいたと思います。
あのとき、声に耳を傾けて本当によかった。
がんばっているように見えるその裏に、しんどさが隠れていることもある。
そう教えてもらったことは、私にとって大きな気づきでした。
今でもKは塾に通っていますが、自分で週に2回だけ行くと決めて、必要以上に無理をしないペースで過ごしています。
無理をさせない。無理にさせない。そんな日常を、これからも大切にしていきたいです。
セルフケアの提案:親子でできる安心の習慣
今回のように、子ども自身がセルフケアをするのが難しいとき、 親の関わり方こそが安心を届けるケアになります。
今日はどうだった?と感情に目を向けた声かけをしてみましょう。
子どもが話し始めるまで、焦らず静かに待つことも大切です。
そして、視線が合ったときにやさしくうなずいたり、背中を軽くさすったりといった非言語的なふれあいも、安心感につながります。
こうした小さなやりとりが、脳に安全だよというメッセージを届け、自分の気持ちを言葉にする力=回復力を育てていきます。
まとめ:がんばりの裏にある静かなサインに気づく
子どもは、泣く前に、怒る前に、小さなサインを出しています。
それに気づけるのは、誰よりも近くで見ているあなたです。
頑張ってるね、と声をかけるだけでなく、 その頑張り、しんどくなってないかな?と問いかけてみてください。
U-LaLaカウンセリングのご案内
U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。
2025年8月より、一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。
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