NEWS&BLOG

NEWS&BLOG

「いつも同じ失敗をする…」と感じる人の思考のクセ

NEWS

BLOG

仕事・キャリアの悩み

その繰り返しは、あなたの「心の使い方」が関係しているかもしれません。

 

「また同じ失敗をしてしまった。」

そんな言葉を、自分に向けて何度も繰り返していませんか。

 

仕事では慎重に確認したつもりだったのに、最後に小さなミスが見つかる。

 

「次こそは」と気をつけても、似たような場面でまた同じことが起こってしまう。

 

そのたびに、「自分は何をやっても変わらない」と落ち込んでしまう方も少なくありません。

 

でも、本当にそうなのでしょうか。

 

私たちは一人ひとり、無意識のうちに物事を考え、判断し、行動する「心の使い方」を持っています。

 

その習慣が積み重なることで、同じような結果につながることがあります。

 

だからこそ、自分を責める前に、その心の使い方を知ることが大切です。

 

今回は38歳の会社員、Hさんのご相談を通して、「いつも同じ失敗をする」と感じる背景を、心理学・脳科学・声紋分析の視点からお伝えします。

 


相談者事例

 

Hさん(38歳・会社員)は、事務職として日々多くの資料を扱っています。

 

周囲からは「丁寧な仕事をする人」と信頼されていました。

 

しかし、ご本人は少し違う思いを抱えていました。

 

「毎回、同じような失敗をしてしまうんです。」

 

資料は何度も見直しています。

 

メールも送信前に確認しています。

 

それでも誤字が残っていたり、添付ファイルを忘れたり、小さな確認漏れが続いていました。

 

「どうして自分だけ、同じことを繰り返してしまうんだろう。」

 

失敗するたびに自信を失い、「もっと頑張らなければ」と自分を追い込むようになっていました。

 

そこで、自分の心の使い方を知るために、心理カウンセリングと声紋分析を受けられました。

 


心理学から見る「同じ失敗を繰り返す理由」

心理学では、人は慣れ親しんだ考え方を無意識に繰り返すことがあると考えられています。

 

これが「思考のクセ」です。

Hさんは、「失敗してはいけない」という気持ちがとても強くありました。

 

だからこそ、確認を何度も繰り返し、できるだけ完璧に仕上げようとしていました。

 

一見すると、とても良いことのように思えます。

 

しかし、確認を重ねるほど意識は細かな部分へ向きやすくなります。

 

すると、本当に大切な全体の流れが見えにくくなることがあります。

 

「失敗を防ぎたい。」

 

その思いが強いからこそ、かえって同じようなミスにつながってしまうことがあるのです。

 

これは能力の問題ではありません

 

長い時間をかけて身についた「心の使い方の習慣」が影響していると考えられます。

 


脳科学から見る思考のクセ

私たちの脳には、考える役割を担う「前頭前野」があります。

 

計画を立てたり、優先順位を決めたり、判断したりするときに働く場所です。

 

一方で、「また失敗するかもしれない」と危険を知らせる役割を持つ「扁桃体」もあります。

 

過去の失敗が印象に残っていると、扁桃体は似た場面になるたびに強く反応します。

 

すると前頭前野は、「失敗しないように」とさらに考え、さらに確認を重ねようとします。

 

また、その経験は記憶を整理する「海馬」に蓄えられるため、同じような状況になると過去の失敗が思い出されやすくなります。

 

つまり、脳はあなたを守ろうとして働いているのです。

 

だからこそ、自分を責め続けるより、「今は脳が慎重になっているんだ」と理解することが、気持ちを少し楽にしてくれます。

 


声紋分析から見える思考のクセ

Hさんの声紋分析では、V3(前意識)でターコイズの特性が高く表れていました。

 

V3は、日頃どのように心を使い、考え、判断し、行動しているかという「習慣」が表れやすい領域です。

 

ターコイズの特性が高い方は、物事を表面的に見るのではなく、「なぜそうなるのか」という本質を理解しようとする習慣がみられることがあります。

 

また、理由や根拠を大切にし、自分が納得してから行動したいという思いも持ちやすい傾向があります。

 

この心の使い方は、分析力や改善力につながる大きな強みです。

 

一方で、一つのことを深く考え続けるため、情報を集めすぎたり、「もっと良い方法があるのではないか」と考え続けたりすることがあります。

 

Hさんも、「失敗しないように」と何度も確認を繰り返していました。

 

しかし、細かな部分に意識が向き続けたことで、全体の流れを見る余裕が少なくなり、小さな確認漏れにつながっていたと考えられます。

 

これは「失敗しやすい人」ということではありません。

 

深く考える力という強みが、一時的に偏って表れていた状態だったのです。

 

声紋分析は、人を評価したり診断したりするものではありません。

 

自分がどのような心の使い方をしやすいのかを知り、その強みをより活かすための自己理解のツールです。

 

Hさんも、自分の思考のクセを知ったことで、「自分はダメだから失敗する」のではなく、「考え方に特徴があったんだ」と受け止められるようになりま

した。

 

その気づきが、自分を責める毎日から少しずつ抜け出す第一歩になったのです。

 

疲れセルフチェックリスト

次の項目に当てはまるものはありますか。

□ 失敗したことを何日も思い返してしまう。

□ 「もっと良い方法があったのでは」と考え続ける。

□ 行動する前に考えすぎてしまう。

□ 小さなミスでも自分を強く責めてしまう。

□ 人から注意されると必要以上に落ち込む。

□ 確認を何度も繰り返してしまう。

□ 「完璧にやらなければ」と思うことが多い。

□ 頭の中が休まらず、寝る前まで考えてしまう。

 

3つ以上当てはまる方は、「考える力」が頑張りすぎているサインかもしれません。

そんなときは、頭だけで解決しようとするのではなく、身体や呼吸も使いながら心を整えることが大切です。

 


今日からできるセルフケア

① U-LaLa446呼吸法

おすすめする理由

考え続けているときは、脳が緊張した状態になりやすくなります。

まずは呼吸を整え、心と身体を落ち着かせることから始めましょう。

 

方法

・鼻から4秒吸います。

・4秒息を止めます。

・口から6秒かけてゆっくり吐きます。

・5分ほど繰り返します。

 

期待できる効果

呼吸がゆっくりになることで、副交感神経が働きやすくなり、緊張や不安が和らぎます。

考え続けていた頭が少しずつ落ち着き、冷静な判断をしやすくなります。

 

備考(エビデンス)

片岡ら「腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響」(2005年、日本保健医療行動科学会誌)。

ゆっくりした呼吸が副交感神経活動を高めることが報告されています。

 


② U-LaLa“小さな成功”メモ

おすすめする理由

失敗ばかりに意識が向くと、「できたこと」が見えなくなります。

毎日の小さな成功に目を向ける習慣は、自己肯定感を育てる第一歩になります。

 

方法

寝る前に、

・今日できたこと。

・うれしかったこと。

・感謝できたこと。

を3つ書き、その理由を一言添えます。

 

期待できる効果

自分の成長や努力に気づきやすくなり、「失敗した自分」だけではなく、「頑張った自分」も受け止められるようになります。

 

備考(エビデンス)

海保ら「感謝日記の継続が幸福感と学習モチベーションに与える影響」(2021年、BMC Psychology)。

感謝や良かったことを書く習慣は、幸福感の向上につながることが報告されています。

 


③ U-LaLaグリーンマインドフル

おすすめする理由

ターコイズの特性が高い方は、頭の中で考え続ける習慣がみられることがあります。

自然の中で五感を使う時間は、思考から少し距離を置く助けになります。

 

方法

公園や緑の多い場所を歩きながら、

景色。

風。

鳥の声。

木々の香り。

足裏の感覚。

これらをゆっくり味わいます。

 

期待できる効果

「考える」から「感じる」へ意識が切り替わり、心にゆとりが生まれます。

 

備考(エビデンス)

宮崎良文ら「森林浴によるストレス軽減効果」(千葉大学環境健康フィールド科学センター)。

森林環境がストレスホルモンの低下やリラックスにつながることが報告されています。

 


クライエントさんの声

「これまで私は、同じ失敗をするたびに『自分は成長していない』『また迷惑をかけてしまった』と自分を責めていました。

 

もっと頑張れば変われると思い、確認を増やしたり、何度も考え直したりしていました。

 

でも、カウンセリングで『それは努力不足ではなく、心の使い方の習慣かもしれません』と言われたとき、初めて肩の力が抜けた気がしました。

 

声紋分析では、自分には物事を深く理解しようとする傾向があることを教えていただきました。

 

私は失敗しやすい人ではなく、納得するまで考えたい人だったのだと分かったのです。

 

その後は、呼吸法や小さな成功メモを続けるようになりました。

 

すると、不思議なくらい自分を責める時間が減っていきました。

 

失敗がゼロになったわけではありません。

 

でも、『また失敗した』ではなく、『次はこうしてみよう』と考えられるようになりました。

 

以前よりも仕事に余裕が生まれ、人と話すことも少し楽になりました。

 

今では、自分の考え方を否定するのではなく、強みとして活かしていきたいと思っています。」

 


カウンセラー視点

「同じ失敗を繰り返す」と感じている方ほど、とても真面目で責任感が強いことがあります。

 

失敗を減らそうと努力しているからこそ、考える時間が長くなり、自分を責める時間も増えてしまうのです。

 

Hさんも、自分の心の使い方を知ることで、「変わらなければ」という焦りから、「自分らしく整えていこう」という気持ちへ変化していきました。

 

自分を責め続けることは、前へ進む力にはなりません。

 

まずは、自分の思考のクセに気づき、その強みを活かす方法を知ることが大切です。

 


まとめ

「いつも同じ失敗をする。」

 

その言葉の裏には、「もっと良くなりたい」という真面目な思いが隠れていることがあります。

 

心理学や脳科学では、その背景には長年の思考の習慣が関係していると考えられています。

 

また、声紋分析では、自分がどのような心の使い方をしやすいのかを知ることができます。

 

自分を責める毎日から、自分を理解する毎日へ。

 

その小さな一歩が、これからの仕事や人間関係を少しずつ変えてくれるかもしれません。

 


U-LaLaカウンセリングのご案内

U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせた、やさしいカウンセリングを行っています。

 

6秒の声から、あなたの「判断の傾向」や「心の使い方」を知ることができます。

 

声紋分析は、あなたを評価したり診断したりするものではありません。

 

本来持っている強みや特徴を知り、自分らしく生きるためのヒントを見つけるためのツールです。

 

オンライン・電話でのご相談にも対応しています。

 

お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら

https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

発行 U-LaLa 道玄坂メンタル心理・声紋分析カウンセリングルーム