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「子どもがいないことを責めてしまう…50代女性の声」脳科学的にも説明しています。

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「私の人生、何だったんだろう」

「どうして、子どもを持たなかったんだろう」

「もし、あのとき違う選択をしていれば…」

そんなふうに、

 

過去の自分を責める気持ちがふとよぎる瞬間、ありませんか?

 

特に、周りに家族や子どもに囲まれた人が多くなる50代・60代。

 

誰にも言えないような、静かな孤独感を感じてしまうこともあるかもしれません。

 

【実際の相談者の声(50代女性)】

「職場の同僚たちは、週末に“孫の面倒を見た話”を嬉しそうに話していて。

 

私は話題についていけなくて、笑顔のふりをするだけでした。

 

帰り道、ひとりで涙が出てきて、思わず“私には何も残っていない”と心の中でつぶやいてしまいました」

 

この女性は、

 

仕事を精一杯がんばり、ご主人と支え合って日々を過ごしてきた方です。

 

でもふと、「“誰かの親”でない自分」に、空白のような感情を感じてしまったのです。

 

【カウンセラーとしての見解】

「子どもがいない」という事実に対して、

 

人はときに“欠けている”と感じてしまうことがあります。

 

でも、それは社会の価値観や“当たり前”に見えるモデルに、

 

あなた自身が無意識に縛られてしまっているだけかもしれません。

 

子どもがいる・いないにかかわらず、

 

あなたがこれまでに誰かを想い、支え、

 

丁寧に築いてきた日々には、

 

確かな愛や意味が、ちゃんと流れています。

 

心理カウンセリングでは、

 

“過去の選択”を否定するのではなく、

 

そこに込められていた気持ちや背景を丁寧に整理し、

 

「私はこの人生を、どう受け止めていきたいか」を見つめ直す時間を持ちます。

 

また、声紋分析を通じて、

 

今の心の状態や“人生のどこに重心を置いてきたか”などを

 

声から客観的に読み解くことも可能です。

 

【セルフケアの提案】

「自分が築いてきたものリスト」を書いてみる

・ 仕事で積み上げたこと
・ 誰かにかけたあたたかい言葉
・ 共に過ごしたパートナーや仲間の存在
・ 趣味や日常に注いだ時間

 

 それらは、“あなたという人”を静かに証明している記録です。

 

「今の自分が“幸せ”と感じる瞬間」に意識を向ける

・ 好きな音楽を聴いている時間
・ 朝、ゆっくりコーヒーを飲む瞬間
・ 何も予定がない日の安心感

 

 “満たされる”のかたちは、誰かと比べて測るものではありません。

 

【まとめ】

「子どもがいないから、私は何も残していない」

 

そんなふうに、思わなくて大丈夫です。

 

あなたがこれまでに過ごしてきた時間や、

 

大切にしてきた想いや関係は、

 

ちゃんとあなたの人生のなかで輝いています。

 

「私は、私のままで、生きていていい」

 

その実感を、これからもう一度、取り戻していきましょう。

 

 

前段で説明してきましたが、これはあなたの年齢や脳の反応なんです。

脳科学で読み解く

「子どもがいないことを責めてしまう」心理の背景

① 脳の扁桃体の働き:「私の人生、これでよかったのか?」という不安は“生存本能”の反応

脳の**扁桃体(へんとうたい)**は、


不安・恐れ・危機などに反応する“脳の警報装置”のような働きをします。

 

50代後半になると、周囲との比較(「孫がいる」「家族に囲まれている」)が増え、

 

その情報が「自分は劣っている」「何かを失った」という感覚を刺激します。

 

そのとき扁桃体は、

 

「このままで本当に大丈夫?」

 

「この先に不安はない?」

 

といった“将来への危機感”を生理的に作り出し、

 

漠然とした不安→自己否定→後悔というループに入ってしまうのです。

 

② 前頭前野のバランス低下:「理性より感情が勝つ状態」に入りやすくなる

本来、**前頭前野(ぜんとうぜんや)**は

 

「思考のコントロール」や「客観的な判断」「自分への共感」などを担う領域です。

 

しかし、年齢的な脳の疲労や慢性的ストレス、社会的な孤独が重なると、

 

前頭前野の働きが弱まり、感情を制御する力が落ちてしまうことがあります。

 

その結果、

「わかっているけど、気持ちがついてこない」

 

「過去は変えられないと知っているのに、責めてしまう」

 

というような**“脳と感情のアンバランス”状態**が生まれます。

 

③ セロトニン低下:「幸福感や自己受容感」が落ちやすくなる

 

さらに、加齢や環境要因によって、

 

“心の安定ホルモン”とも呼ばれるセロトニンの分泌も低下しやすくなります。

 

セロトニンが不足すると、

 

自己否定が強くなる

 

他人との比較に敏感になる

 

小さな後悔が大きく感じる

 

という情緒の不安定さにつながるのです。

 

まとめ:

「子どもがいないことを責める」気持ちは、

 

ただの“考え方の癖”ではなく、

 

脳のしくみや神経伝達物質のバランスが大きく関係しているということです。

 

だからこそ、この悩みは「意思の弱さ」ではなく、

 

脳があなたを守ろうとしている反応のひとつだと理解することが大切です。


対処のヒント(脳科学に基づくケア)

方法 脳の作用 効果
やさしい会話や傾聴を受ける オキシトシン分泌 安心感・自己受容の回復
深呼吸・マインドフルネス 扁桃体の鎮静化、前頭前野の活性化 感情の暴走を鎮める
自分の人生を「語る・書く」 前頭前野の整理機能 過去への見方を再構築できる
日光・軽い運動・栄養 セロトニン生成 気分の安定・意欲回復

 

【当ルームからのご案内】

U-LaLa(うらら)では、
「家族を持たなかった自分」
「人と比べて“欠けている”と感じる思い」
そんな静かな痛みや揺らぎに寄り添う、
声紋分析つき心理カウンセリングを行っています。

 

子どもがいないことに罪悪感や虚しさを感じている方

 

自分の人生に意味を見出したい方

 

 過去ではなく“今”に目を向けたい方へ

 

 オンライン/電話対応可能

 

 初回無料体験セッションあり


 年齢・性別問わず、安心してご相談いただけます

 

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