「人といても、孤独を感じるのはなぜ?」
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にぎやかな場にいても、誰かと話していても、
ふとした瞬間に「ひとりぼっちだな」と感じることはありませんか?
笑っている自分と、心の奥の自分との間に、温度差があるような。
それは、あなたの感受性が豊かだからこそ感じる、心のサインかもしれません。
実際の相談事例
50代女性の方は、週に何度か趣味の集まりに参加しています。
人との関わりは好きだし、その場では笑顔で会話もできる。
でも、帰宅後、急に心が冷えてくるような感覚に襲われるのだと話してくれました。
「人に囲まれていたのに、なんでこんなにさびしいんでしょう。
私、ちゃんと“そこにいた”って感じがしないんです。」
そう言ってうつむいた表情には、
誰にも見せられなかった“つながれなさ”が静かににじんでいました。
心理学と脳科学の見解
「人と一緒にいるのに、孤独を感じる」
この感覚には、心理的・脳科学的な背景があります。
心理学の視点から見ると、
人は“共感の質”によって心が満たされると言われています。
つまり、ただ一緒にいる・話しているということ以上に、
「自分が受け入れられている」「わかってもらえている」と感じることで、
初めて“心がつながった”と実感できるのです。
一方、脳科学の視点では、
この“つながり感”には、**社会的報酬系(ドーパミン系)**や、**安心ホルモン(オキシトシン)**が関与しています。
共感や受容を感じたとき、脳内にこれらの物質が分泌され、
人は“満たされた”と認識します。
しかし、無理に人に合わせていたり、自分を演じている状態では、
こうしたホルモンはうまく分泌されず、脳は孤独を感じやすくなってしまうのです。
特に、感受性が豊かで内面に意識が向きやすい方は、
表面的な関係性では満たされにくく、
「本当のつながりがほしい」という深い欲求を持つ傾向があります。
セルフケアの提案(心理学+脳科学アプローチ)
孤独を感じやすいあなたは、
心の深い部分で“本当のつながり”を大切にしたいと願っている方です。
その感覚を、どうか「わがまま」や「弱さ」だと決めつけないでください。
心理学的なセルフケア
感情日記をつける
「今日はどんな瞬間に孤独を感じたか」「何が言えなかったのか」など、
心の動きを言葉にすることで、自己理解が深まり、心が整い始めます。
共感される環境を選ぶ
たくさんの人より、安心できる一人と話す時間を意識的に増やしてみましょう。
“量”よりも“質”が、孤独を和らげる鍵になります。
脳科学的なセルフケア
深呼吸・マインドフルネスを取り入れる
ゆっくりと呼吸を整えることで、脳の前頭前野が活性化し、
不安や過敏な感情を司る扁桃体の働きが静かになります。
自然光・軽い運動・音声のやりとり
日光を浴びる、ゆっくり歩く、人の声を聴くなどの行動は、
セロトニンとオキシトシンの分泌を助け、
“孤独感からの回復”を脳からサポートします。
まとめ
人といるのに孤独を感じる。
それはあなたが、「もっと本音で、深くつながりたい」と感じているからです。
その感覚は、決して間違っていません。
あなたの心が、あなた自身の本当の居場所を求めている証です。
人と深くつながるには、まず自分とつながることが先です。
誰かといても孤独だった時間を、“自分に帰る時間”に変えることで、
心は少しずつ、穏やかさを取り戻していきます。
あなたの心が「話してみたい」と思ったそのときが、変化の始まりです。
悩みのすべてを整理できていなくても構いません。
まずは「話してもいい」と思える場所に出会うこと。
もし、この文章がそのきっかけになるのなら、
どうか、その気持ちを大切にしてあげてください。
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