つい考えすぎて疲れていませんか?
「仕事中も、帰宅してからも、頭の中がずっとフル稼働している感じがする」
「ぼーっとしたいのに、次々と考えごとが浮かんできて休まらない」
そんなふうに感じること、ありませんか?
がんばり屋のあなたの脳、もしかすると“休憩の仕方”を忘れているのかもしれません。
今回は、そんなあなたにこそ届けたい「脳の休憩法=マインドフルネス」のお話です。
相談者事例:止まらない考えごとに疲れたAさん(42歳・事務職)
Aさんは、デスクワーク中心の職場でまじめに働く会社員。
責任感が強く、周囲からの信頼も厚い一方で、いつも何かを考えてしまい、休日でも仕事のことが頭をよぎる毎日でした。
「常に何かに追われている感じがするんです」
「目の前のことに集中できなくて、いつも心がそわそわしてて……」
そんなAさんの脳は、実は“緊張モード”が続いている状態でした。
◆ 心理学・脳科学の解説:前頭前野をやさしく休ませる
人の「考える力」「計画を立てる力」は、前頭前野という脳の部分が担っています。
この前頭前野がずっと働きっぱなしになると、脳は疲れてしまい、判断力や集中力が低下します。
さらに、扁桃体という“感情のセンサー”も過敏になり、ちょっとしたことでも不安やイライラを感じやすくなるのです。
ここで必要なのが「意識的に今に集中する時間」=マインドフルネスです。
これはスピリチュアルではなく、脳の回復に役立つ科学的な方法なんです。
◆ 声紋分析で見えたAさんの傾向
声紋分析では、Aさんの“思考系”のエネルギーが非常に高く、逆に“感覚系”が少ない傾向が見られました。
これは「考えること」に偏り、「感じること(五感を通じた今ここ)」を使う時間が少ない状態を意味します。
その結果、頭の中だけで情報がグルグルと回り、リラックスの切り替えが難しくなっていたのです。
◆ クライエントの言葉:本当に“今ここ”って安心するんですね
カウンセリングの中で、Aさんはマインドフルネスの簡単な呼吸法や音への集中を体験しました。
「頭の中で未来や過去を行ったり来たりしてたのが、ちょっと止まった気がします」
「“今ここ”に戻るって、こんなにホッとするんですね」
そう語るAさんの表情は、どこか軽くなっていました。
◆ セルフケアの提案:1分だけ“いま”に集中する練習
忙しい日常の中でもできる、簡単なマインドフルネスをご紹介します。
▶ 呼吸に集中する(1分)
イスに座ったままでOK。目を閉じて「吸う・吐く」に意識を向けるだけ。
雑念が出ても大丈夫。「あ、考えたな」と気づいたら、また呼吸に戻ります。
▶ 音をただ聴く(通勤中・休憩中)
エアコンの音、外の鳥の声など、周囲の“音”をただ聴いてみる。
「いい音かどうか」ではなく「今ここにある音」に意識を向けます。
どちらも、前頭前野を休ませ、扁桃体の過敏さを落ち着ける効果が期待できます。
◆ まとめ:考えすぎる脳に、やさしい休憩時間を
がんばる人ほど、脳を休めることを忘れがちです。
でも、ほんの1分でも「今ここ」に意識を向けるだけで、脳は少しずつ安心を取り戻します。
マインドフルネスは、特別な才能や修行ではなく、誰でもできる脳のセルフケア。
あなたの心と脳に、少しだけ「やさしさ」を向けてあげませんか?
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脳科学者の中野信子氏のコメント:マインドフルネスと前頭前野の関係について調べました。