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お腹が痛い、朝が起きられない―― 子どもが心で出している「サイン」に気づけていますか?

子供とのコミュニケーション

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◾️「またお腹が痛いって…」 「今日は起きられないって、学校行きたくないのか…?」

朝の忙しい時間、子どもが毎日のようにこう訴えると、つい「またか」と思ってしまうかもしれません。

 

でも、もしかするとそれは、子どもなりのSOSかもしれません。

 
 
■ 相談者事例:

 

40代の男性会社員・Mさんは、小学5年生の息子が毎朝「お腹が痛い」と言うことに悩んでいました。

 

病院では異常なし。でも学校を休みがちに…。

 

「仮病じゃないのか」と疑う気持ちと、「本当にどこか悪いのかもしれない」という不安の間で、

 

どう接すればいいのかわからなくなっていたと言います。

 
 
■ 脳と心のやさしい解説:

 

実は、子どもの「お腹が痛い」「起きられない」は、脳の“扁桃体(へんとうたい)”と“前頭前野”の働きに関係があります。

 

扁桃体はストレスや不安に反応する部分。強いストレスを感じると、身体の不調として「お腹」などに出ることがよくあります。

 

一方、前頭前野は感情を調整する司令塔ですが、子どものうちはまだ発達途中。

 

感情の整理がうまくできず、結果的に「体の症状」でしか表現できないのです。

 
 
■ 声紋分析でわかった傾向:

 

Mさんのお子さんの声紋を見てみると、「感情の感じ方」に強く偏りが出ていました。

 

特に「不安」や「失敗への恐れ」が高まりやすい傾向が。

 

また、行動に移すエネルギーの波が弱く、「始めるのに時間がかかる」タイプとも出ていました。

 

つまり、「行きたくない」のではなく、「行きたいけど不安で動けない」状態だったのです。

 
 
■ クライエントの声:

 

Mさんはこう語ってくれました。 「声を分析してもらって、ようやく“うちの子、ちゃんと頑張ってたんだ”って思えました。

 

毎朝のやりとりもイライラしなくなって、気持ちに余裕が出ました」

 
 
■ 今すぐできるセルフケア:

 

子どもが「お腹が痛い」「起きられない」と言ったとき、親としてすぐにできることは、

 

「心のサインを受け止める姿勢」を見せることです。

 

まずは、評価ではなく共感の言葉を意識してみましょう。

 

「つらいよね、わかるよ」

 

「話したくなったら、いつでも聞くよ」

 

「大丈夫、一緒に考えよう」

 

そしてもう一つ、実はとても大切なのが――「睡眠」です。

 

◾️心と脳を休ませる「夜の魔法」

私たちの脳は、夜眠っている間にこそ“本当の仕事”をします。

 

特に、子どもにとっては7時間以上の規則正しい睡眠が、心の安定に欠かせません。

 

海馬が「今日の出来事」を記憶として整理

 

前頭前野が「不安やイライラ」を落ち着ける

 

扁桃体が「過剰なストレス反応」を鎮める

 

つまり、眠ることは“こころの大掃除”でもあるのです。

 

◾️スマホやタブレットがもたらす意外な落とし穴

寝る直前までスマホやタブレットを使っていると、ブルーライトという光が脳を“昼間と錯覚”させてしまいます。

 

その結果、脳は「まだ起きている時間だ」と勘違いし、眠りが浅くなったり、心の整理がうまくいかなかったりすることがあります。

 

・気づきのヒント: 子どもが「朝つらそう」なとき、叱る前に「昨夜はどんな過ごし方だったか」を一緒に振り返ってみてください。

 

・「早く寝る=叱られること」ではなく、 「早く寝る=自分を大切にすること」と伝えるだけでも、子どもの意識が変わっていきます。

 

◾️ 親子で“体内時計”を整える小さな工夫

朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びる

 

寝る30分前はスマホをやめて、親子で「今日よかったこと」を話す時間に

 

毎日できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣を(休日もリズムを大きくずらさない)

 

・気づきのヒント: 子どもはまだ「自分でリズムを整える力」が弱い時期です。

 

だからこそ、大人が「整える環境」をそっと用意してあげるだけで、驚くほど回復することがあります。

 
 
■ まとめ:

子どもが毎朝訴える「お腹の痛み」や「起きられない」という言葉、それは、心が言葉の代わりに出したSOSかもしれません。

 

子どもは「学校が嫌」とは言えなくても、「お腹が痛い」と言うことで、なんとか大人に気づいてもらおうとしています。

 

そのサインに、親として完璧な対応をする必要はありません。 ただ、「気づいたよ」「大丈夫だよ」と寄り添ってくれる存在がいるだけで、子どもは少

 

しずつ心を開いていきます。

 

脳の仕組みや声の傾向を知ることで、「どうしてそうなるのか」がわかり、必要以上に自分や子どもを責めなくてよくなります。

 

・気づきのヒント: 子どもの不調は、親にとっても“自分の心の声”に向き合うチャンスです。

 

過去の自分も無理して頑張っていたこと、気づいてもらいたかったこと。

 

それに気づけたとき、親としてのやさしさは、さらに深まります。

 
 
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