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認知症を進行を遅らせると論文が・・・・【脳にやさしい食べ物】きのこと睡眠

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記憶があやふやになる不安、ありませんか?

 

「鍵を置いた場所が思い出せない」 「人の名前がすぐに出てこない」

 

そんな日常の小さな“うっかり”に、ふとよぎる不安──「もしかして、これって認知症のはじまり?」

 

でもご安心ください。 いま注目されている「きのこ」と「睡眠」の力で、脳をやさしく守る方法があります。

 

今回は、軽度認知機能障害(MCI)やアルツハイマー病と深く関わる“脳内タンパク質”に着目しながら、日々の生活でできる予防習慣をご紹介します。

 
 
◾️ 相談者の声:60代男性のケース

「仕事を引退してから、ちょっとした物忘れが増えました。母がアルツハイマー型認知症だったので、自分もそうなるのではと心配で…。

 

何か始められることはないかと探していました」

 

このように、家族歴のある方や、退職後の生活変化に不安を感じる方は少なくありません。

 
 
◾️脳科学の視点:記憶に関わるタンパク質と“眠り”の深い関係

アルツハイマー病に関係する代表的な脳内タンパク質には、次の2つがあります:

  • アミロイドβ:脳にたまりやすい老廃物。これが蓄積すると神経細胞に悪影響を与える

  • タウタンパク:神経細胞内で絡まり、伝達を妨げる

これらのタンパク質は、深い眠り(ノンレム睡眠)中に排出が進むことが最新の研究でわかってきました。

 

つまり、質の高い睡眠は“脳のお掃除時間”なのです。

 

さらに、毎日7時間以上の睡眠規則正しい生活リズムが、脳内の老廃物排出やホルモンバランスの維持に非常に重要だとされています。

 
◾️きのこのチカラと「エルゴチオネイン」
 

きのこに多く含まれる「エルゴチオネイン」は、強力な抗酸化成分。 アミロイドβの酸化ストレスを防ぎ、神経の炎症を抑えるはたらきがあります。

 

また、エルゴチオネインは血液脳関門を通過し、海馬(記憶中枢)にも届くことが確認されています。

 

つまり、脳そのものを“酸化”から守る天然のシールドとも言える存在なのです。

 
 
 
◾️エビデンスで見る「きのこ・睡眠・脳タンパク」の三角関係
1. シンガポール国立大学(2019年)
  • 60歳以上の663名を対象とした研究で、 週に300g以上のきのこを食べる人は、軽度認知機能障害(MCI)のリスクが約50%低下

    J Alzheimer’s Dis. 2019;68(1):197–203

2. 日本・筑波大学(2024年)
  • 約3,750名の中高年女性を追跡した研究で、 きのこ摂取量が多いほど、認知症リスクが有意に低下

    British Journal of Nutrition, 2024

3. エルゴチオネインと血中濃度の関連(2016)
  • アルツハイマー型認知症の患者では、 エルゴチオネインの血中濃度が著しく低下しており、記憶力と相関がある

    Neurochem Int. 2016;89:33–39

4. スタンフォード大学睡眠研究(2020)
  • 睡眠中の脳脊髄液の流れによって、 アミロイドβとタウタンパクが洗い流されるメカニズムが示され、 睡眠不足がこれらの蓄積を加速させることが確認されました。

    Science, 2020; 367(6470): 528–532

5. 日本の臨床試験:タモギタケ由来エルゴチオネイン
  • 12週間の摂取で、 言語記憶力と注意力が有意に向上

    J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 2023;69(1):20–28

 
 
 
 
 ◾️カウンセラーからの一言

 

カウンセラー業の傍らに義母の介護をしています。

 

1年が経過しましたが、明らかにびっくりする行動が確認されます。

 

認知症の行動は個人差があるかと思いますが、少々不安を感じています。

 

既に他界している実母も嫁と犬の名前は覚えていましたが、次男である私の名前は記憶から消えていました。

 

まあ、親には学生時代に夏はバイク、冬はスキーで数ヶ月で放浪の旅をしていて、ほとんど自宅にいることがなく、親不孝をしていた結果?

 

と考えています。

 

なので、自分は認知症にはなりたくない。 義母も認知症の進行を少しでも遅らせることが必要で、今回、調べていました。

 
 
◾️セルフケアの提案:今すぐできる脳ケア習慣
  1. きのこを週に3回以上取り入れる(冷凍保存で手軽に)

  2. 就寝前90分の入浴や照明ダウンで、深い眠りを誘導

  3. 寝る前スマホを控えて、脳にやさしい夜時間を

  4. 毎日7時間以上の睡眠を確保し、生活リズムを整える

  5. 必要に応じて、**医用キノコのサプリメント(ヤマブシタケ・タモギタケ)**を取り入れる

 
◾️まとめ:脳を守る「食」と「眠り」の習慣化が未来を変える

 

認知機能の低下は、ある日突然ではなく、ゆっくりと進んでいきます。 でも、今日からの“小さな習慣”が、明日のクリアな思考をつくります。

 

毎日の食事にきのこを。そして、眠りの質にもやさしい気配りを。 脳にとって、何よりのプレゼントになります。

 
 
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