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昇格しました。でも不安です。

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仕事・キャリアの悩み

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「おめでとうございます!」 そう言われても、なぜか心が晴れない。むしろ、胸の奥がザワザワして落ち着かない。

 

昇格は喜ばしいことのはずなのに、「自分に務まるのか」「期待に応えられるのか」といった不安が押し寄せてくることはありませんか?

 

それは、あなただけではありません。とても自然な反応です。

 

◾️相談者事例:

・45歳男性 事務職 課長職に昇格 ・部下3名、上司との板挟みも多くなるポジション ・几帳面で真面目。日頃から責任感が強く「失敗したくない」と考える傾向

 

「昇格したのに気が重いんです。実力じゃなくて、人が辞めたから回ってきただけかもって…。」

 

「チームのことを考えると、今までのように気軽にミスできない気がして、緊張が抜けません。」

 

 

◾️脳科学の解説:前頭前野/扁桃体/海馬 などをやさしく説明

昇格直後の不安には、脳の働きが関係しています。

・扁桃体(へんとうたい)は「不安」や「危険」に反応する警報機のような部分。

・前頭前野(ぜんとうぜんや)は、冷静に考えたり感情をコントロールする部分。

・海馬(かいば)は記憶や学びを担当しています。

 

環境が変わると扁桃体が「これは危険かも」と反応し、ストレスホルモンを出します。

 

その結果、前頭前野の働きが弱まり、冷静さや自信を保ちにくくなるのです。

 

 

◾️心理学の解説:自己効力感・学習性無力感 などを追加

この状態が続くと、「自分にはできないかもしれない」という思考が強くなります。

 

これは心理学でいう「自己効力感の低下」につながります。

 

また、少しの失敗でも「やっぱり無理だったんだ」と感じてしまうと、「学習性無力感」といって、努力する意欲すら減ってしまうことがあります。

 

 

◾️声紋分析セクション

今回の相談者の声紋を分析すると、以下の傾向が見られました。

・判断基準:視感覚(ブルー〜バイオレット)→ 冷静に全体を見ようとする一方で、直感を信じにくい傾向

 

・行動基準:相手軸(ターコイズ)→ 周囲や部下にどう思われるかが気になる状態 ・周波数:高周波に偏り(2 048 – 8 192 Hz)→ 顕在意識が過活性で「今の状態」に意識が集中

 

つまり、「ちゃんとしなきゃ」「見られているかも」といった思考が強く、結果として行動にブレーキがかかりやすい状況といえます。

 

 

◾️クライエントさんの声

ビフォー:「昇格したはずなのに、どんどん自信がなくなってきて…。」

 

安心コメント:「“不安になるのは脳が守ろうとしてるから”と聞いて、気が楽になりました。」

 

アフター:「完璧じゃなくても、少しずつ動けばいいと思えるようになりました。」

 

 

◾️カウンセラー視点

最初は、声や言葉にも力がなく、責任に押しつぶされそうな印象でした。

 

今は自分の状態を理解しながら、自然なペースで役割を受け入れようとする姿が印象的です。

 

 

◾️セルフケアの提案

<小さな情報収集メモ>

やり方:仕事の中で「初めて知ったこと」「気になった言葉」を1日3つメモする。

効果:不安の焦点が「できないこと」から「学んでいること」に移る。

備考(エビデンス):『セルフモニタリングの心理学』(Bandura, A.)【1977】

 

<モーニングボイスチェック>

やり方:朝、スマホで6秒の声を録音し、自分で★1〜3の元気度をつける。

効果:感情の波や緊張の度合いに“気づく力”がつく。

備考(エビデンス):セルフモニタリング研究(Bandura, 1977) 、音声心理学における声質と情動の関係研究(Scherer, 2003)

 

<フィードバック・リクエスト>

やり方:週に1回、信頼できる同僚に「この前の進め方、どうだった?」と感想をもらう。

効果:自己否定が和らぎ、現実的な成長ポイントが見えるようになる。

備考(エビデンス):『Constructive Feedback in the Workplace』(London, M.)【2003】

 

<ポモドーロ・ストレッチ>

やり方:25分集中+5分間に肩・首をゆっくり動かす。

効果:集中力を保ちつつ、体と心をこまめにリセットできる。

備考(エビデンス):ポモドーロ方式の休憩と学習効果 日本教育工学会 論文誌 Vol.45 Suppl.2021後藤和彦ら

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/45/Suppl./45_S45074/_pdf

 

 

◾️まとめ

昇格したばかりの不安は、「逃げ」ではなく「適応しようとする力の現れ」です。

 

脳も心も、今のあなたを守ろうとして頑張っているのです。

 

「うまくやる」ではなく、「今の自分を知る」ことから始めてみませんか?

 

小さな行動と気づきが、やがて自信に変わっていきます。

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始し、最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

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・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

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