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「明日は学校行かない」と言った娘さんへ。親が今できる3つのやさしい関わり方

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親子・介護ストレス

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仕事を終えて家に帰ると、娘さんがぽつりと「明日は学校行かない」とつぶやき、部屋にこもってしまった。

 

急なことに、どう接すればいいのか戸惑いますよね。

 

声をかけたほうがいいのか、それとも静かにしておくべきなのか…。

 

この記事では、そんなときに親としてできる3つの対応を、脳やこころのしくみに触れながらお伝えします。

 

「今の対応が、これでいいんだ」と安心していただけるヒントになれば幸いです。

 

 

􂗾􏸏相談者事例:

Bさん(40代・事務職)は、中学1年の娘さんを育てるお父さんです。

 

普段は「部活楽しいよ」と話していた娘さんが、ある日突然、「明日は行かない」とだけ言って部屋にこもったことに動揺したといいます。

 

Bさんは、「何があったのか理由を聞きたいけど、無理に聞くと逆効果になりそうで…」と、どう接すればいいのか悩んでいました。

 

 

􂗾􏸏脳科学の解説:

子どもが「もう学校に行きたくない」と感じるとき、脳の中では“ストレス反応”が強く出ていることがあります。

 

とくに「扁桃体(へんとうたい)」という不安や恐怖を感じる脳の部分が活性化しているとき、冷静に話したり考えたりすることが難しくなります。

 

一方で、「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という部分は、気持ちを整えたり、自分の行動をコントロールしたりする役割を持っています。

 

でも、扁桃体が強く反応していると、前頭前野の働きがうまく使えなくなるため、「話す気になれない」「自分でもわからない」といった状態になりや

 

すいのです。

 

 

􂗾􏸏心理学の解説:

心理学では、「学習性無力感(がくしゅうせいむりょくかん)」という考え方があります。

 

これは、何度頑張ってもうまくいかなかった経験が続くと、「どうせ何をしてもダメだ」と感じてしまう心の状態のこと。

 

たとえば、友だち関係で悩んでいたり、テストや部活でプレッシャーを感じていたりすると、自分を責めやすくなり、「行けない」ではなく「行かない」と、自分で決めたように見せることもあります。

 

その裏には、「わかってほしい」「責めないでほしい」というSOSが隠れていることも多いのです。

 

 

􂗾􏸏親が今できる3つのアドバイス:

・すぐに答えを求めず、そっとしておく時間をつくる
 →脳が落ち着くには「安全な静けさ」が必要です。「わかったよ。しばらくゆっくりしてて大丈夫」と伝えるだけで、心に安心が広がります。

 

・ごはんや飲み物など、小さな“気づかい”を見える形で伝える
 →「無理に話さなくていいよ。でも、ごはんできてるから後で食べてね」など、生活の中で“つながってるよ”というメッセージを届けましょう。

 

・翌朝、学校の話題を避けて「おはよう」とだけ声をかける
 →あえて学校の話をしないことで、プレッシャーを減らし、自己判断できる余白を与えることができます。

 

 

􂗾􏸏まとめ:

親として心配になるのは当然です。でも、子どもが話せないときは、話せないなりの理由があります。

 

大切なのは、「何もしてあげられていない」と思わないこと。

 

“静かに見守る”という関わり方も、実はとても大きな支えになっているのです。

 

一歩ずつ、気持ちが整うまで待つこと。

 

それは、子どもが自分の力を取り戻していくための、はじめの一歩になります。

 

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