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誰にも頼れずに抱え込んでしまうお母さんへ 心配ありませんよ。

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自己肯定感・生き方の迷い

「私が頑張らなきゃ、誰もやってくれない」──そう思いながら、ひとりで全部を抱えていませんか?

 

夫の分も、子どもの分も、親の分までも。気づけば「疲れた」と口に出すことさえ我慢している。

 

そんなあなたに、そっと寄り添いたいと思います。頑張りすぎるお母さんが、少し肩の力を抜いて、自分の心を見つめ直せる時間になりますように。

 

 

◾️相談者事例

Cさん(40代・女性)は、小学生の娘さんと夫の3人暮らし。

 

夫は多忙で、家事や育児の多くをCさんが担っています。

 

毎朝5時に起きてお弁当を作り、パートに出て、帰宅後は宿題のチェックと夕食づくり。

 

夜遅くまで翌日の準備に追われる日々。

 

「誰にも頼れない」「弱音を吐いたら負けだと思っていた」と話すCさん。

 

やがて、朝になると涙が出て動けない日が増えていきました。

 

 

◾️心理学解説

このような状態は「学習性無力感」と関係しています。

 

学習性無力感とは、自分が何をしても状況が変わらないと感じ、次第に行動する意欲を失ってしまう心理状態のことです。

 

責任感の強い方ほど、「頼ること=甘え」と思い込んで、自分を追い詰めてしまう傾向があります。

 

特に、日常的に感謝や共感を得られない環境では「私は無価値だ」という思い込みが強まりやすくなります。

 

 

◾️脳科学解説

脳の仕組みから見ると、過度なストレスは扁桃体(へんとうたい)という“感情の警報器”を過敏にします。

扁桃体が不安や恐れを感じると、前頭前野(ぜんとうぜんや)という“考える脳”の働きが弱まり、冷静な判断や切り替えが難しくなります。

 

また、ストレスホルモンが海馬(かいば/記憶をつかさどる部分)にも悪影響を与え、ポジティブな記憶を呼び出す力が低下してしまうのです。

 

つまり、Cさんが「朝から涙が出るようになった」のは、心の弱さではなく、脳の働きが疲れていたサインなのです。

 

 

◾️声紋分析セクション

Cさんの声紋分析では、判断基準が「聴感覚」(イエロー〜ターコイズ/共感・対話)に偏っており、「相手軸」(ターコイズ)が強く出ていました。

 

これは「相手の気持ちを優先し、自分の感情を後回しにする傾向」があることを示しています。

 

また、低周波帯のレッド系(体感覚・行動力)が薄く、心身のエネルギーが消耗しやすい状態でした。

 

このような声の傾向は、「自分の声を聞いていない」状態とも言えます。

 

 

◾️クライエントさんの声

「初めて“頼っていい”と言ってもらえて、涙が止まりませんでした」

 

「自分の感情を言葉にする練習をしてから、夫と衝突せずに話せるようになりました」

 

「『ひとりじゃなかった』って思えたことで、呼吸が楽になった気がします」

 

 

◾️カウンセラー視点

初回のCさんは、目を伏せながら小さな声で話されていました。

 

今では「朝ごはんのあとに10分だけ散歩するんです」と笑顔で話されています。

 

 

◾️セルフケアの提案

① U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。

効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。

備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res

 

 

② “小さな成功”メモ(3つのよかったこと日記)

やり方:寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。

効果:小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。

備考:島井哲志, 2010, 関西学院大学/Seligman et al., 2005, American Psychologist

 

 

③ グリーンマインドフル(自然を味わう瞑想)

やり方:自然の景色やお茶を味わいながら、香り・音・光の感覚に意識を向ける。雑念が出たらまた感覚に戻す。

効果:ストレス・不安を軽減し、感情調整や集中力を高める。

備考:越川房子, 2019, 筑波大学/Goyal et al., 2014, JAMA Intern Med

 

◾️まとめ

ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」──そう思う気持ちは、あなたが周りを大切にしている証です。

でも、あなた自身も大切にされるべき存在です。

少しずつ、自分の声を聴く時間を取り戻していきませんか?

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。

 

最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。 ・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

 

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