「発達障害かもしれない」と言われたとき、親としてまず気づいておきたいこと
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「来年小学校に上がる娘さん、発達障害の可能性があるかもしれません」
そんな言葉を医師や先生から伝えられたとき、心にふと重たい石が落ちるような気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
「うちの子、ちゃんと育っているはずなのに」 「どこかおかしいところなんて、私は感じてなかった」
そんな戸惑いの中で、親としてどう向き合えばいいのか。
今回は、日常のなかに隠れている“発達のサイン”に気づく視点と、心理学・脳科学のやさしい解説をお届けします。
◾️相談者事例 Cさん(40代女性)は、元気いっぱいで明るい娘さんと二人暮らし。
来春から小学校に通う予定ですが、最近、保育園の先生から「少し集団行動が苦手かも」「発達の偏りがあるかもしれない」と言われたそうです。
具体的には、運動会のリレーで「順番が変わった」ことに強く動揺し泣き出してしまったことや、
帰りの支度の時間になると何度声をかけても着替えが進まないことなど、園でのエピソードがいくつか共有されました。
家ではいつもニコニコしていて、工作が得意で、想像力も豊か。でも、以下のようなことが日常で見られるとのこと。
・人の話を聞いているようで聞いていないことが多い
・集団での遊びより、一人遊びを好む
・予定変更があると強く混乱する
・言葉が一気に出るときと、全く反応しないときの差が激しい
「うちの子らしさ」として見過ごしてきた行動が、もしかしたら発達のサインだったのかも……と、Cさんは不安を抱えはじめました。
◾️心理学解説 発達の偏りは「性格」や「個性」とも重なる部分が多く、判断が難しいことがあります。
しかし、日常の中で繰り返される“困りごと”は、子ども自身が「うまくいかない」ことに苦しんでいるサインかもしれません。
心理学では「自己効力感(自分はできるという感覚)」が育ちにくいと、自信を持ちにくくなり、チャレンジする意欲も下がるといわれています。
親が「これはこの子の特性かも」と気づいてあげることで、子どもは「わかってもらえた」と感じ、安心して社会と関われるようになると言われています。
◾️声紋分析セクション Cさんご本人の声からは
・判断基準:視感覚優位(ブルー) → 情報を頭で整理してから納得したいタイプ。突然の変化や感情的なやりとりには疲れやすい傾向。
・行動基準:相手軸(ターコイズ) → 周囲に気を配りすぎて、自分のペースを後回しにしやすい。
このような傾向は、「がんばらなくては」と思う一方で、心が追いつかずにモヤモヤを抱えやすい状態を示していました。
◾️クライエントさんの声 「“この子のせいじゃない”って思えたとき、初めて私も楽になれました」
「どうしてできないの?」と責める気持ちが、いつの間にか「どうしたらうまくいくかな?」に変わっていた。
「今は、子どもの困り感に寄り添える自分でいられることが嬉しいです」
◾️カウンセラー視点
Cさんが初めて相談されたとき、「私がちゃんと教えてこなかったからかも」とご自分を責めていました。
昨今の事象では発達障害が増加し、それは日々の生活環境の変化が悪影響しているとも言われています。
それは子供ばかりではなく大人に関係していますが、しっかりした睡眠、スマホの見過ぎ、運動不足など影響しているそうです。
その現状が把握することができる親が規則正しい生活ができることが必要です。
◾️セルフケアの提案
U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)
やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。
効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。
備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res
“小さな成功”メモ(3つのよかったこと日記)
やり方:寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。
効果:小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。
備考:島井哲志, 2010, 関西学院大学/Seligman et al., 2005, American Psychologist
グリーンマインドフル(自然を味わう瞑想)
やり方:自然の景色やお茶を味わいながら、香り・音・光の感覚に意識を向ける。
雑念が出たらまた感覚に戻す。 効果:ストレス・不安を軽減し、感情調整や集中力を高める。
備考:越川房子, 2019, 筑波大学/Goyal et al., 2014, JAMA Intern Med
◾️まとめ
「発達障害かもしれない」と言われたとき、いちばん大切なのは“親が冷静でいること”です。
日常の行動に「なんとなく気になる」「他の子と違うかも」と感じたら、それは子どもからのサインかもしれません。
完璧な理解じゃなくて大丈夫です。 「この子は何に困っているのかな?」と、まずは気づくことから始めてみてください。
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