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「同期が先に昇進して焦る」 ―比べるより“自分の成長カーブ”に注目してみよう

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仕事・キャリアの悩み

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あの人はもう課長になった。

 

自分はまだ係長のまま——。

 

わかってはいても、どこか心がざわつく。比べたくないのに、気づけば「なんで自分は……」とため息が出てしまう。

 

こうした焦りやモヤモヤは、決してあなた一人のものではありません。

 

今回のテーマは、「同期の昇進に焦りを感じたとき、どう自分を整えるか」です。

 

 

◾️相談者事例(Aさんのエピソード)

Aさん(42歳・男性・事務職)は、入社以来ずっと真面目にコツコツと仕事をしてきました。

 

ところが、最近になって同期のBさんが課長に昇進。

 

その知らせを聞いた瞬間、胸の奥がギュッと縮こまるような感覚に。

 

「Bは人当たりがいいし、確かに要領もいい。

 

でも、自分だって手を抜かずにやってきたつもりなんです……」

 

頭では「人は人、自分は自分」とわかっていても、気持ちがついていかない。

 

仕事へのモチベーションも、なんとなく下がっていく日々。

 

そんな中でAさんは、U-LaLaのカウンセリングに足を運びました。

 

◾️心理学解説(自己効力感と社会的比較)

人は誰しも、周囲との“比較”を通して自分の価値を確認しようとします。

 

このとき働くのが「社会的比較理論(Festinger, 1954)」です。

 

とくに日本社会では「横並びの意識」が強く、「同期=同じラインで進むもの」という無意識の思い込みがあります。

 

しかし、昇進のタイミングや評価軸は個人の事情によって異なります。

 

「他人との比較」ではなく「自分がどう成長してきたか」を見つめ直すことが、自己効力感(=自分にはできるという感覚)を取り戻すカギとなります。

 

 

◾️脳科学解説(扁桃体と前頭前野の関係)

焦りや不安を感じたとき、脳の中ではまず「扁桃体」が反応します。

 

扁桃体は、危険や脅威を察知する“脳のセンサー”のような部分。

 

そして、扁桃体の信号を受け取るのが「前頭前野」。

 

ここは“理性のブレーキ”とも呼ばれ、状況を整理したり、未来を考えたりする働きがあります。

 

Aさんの場合、「昇進=自分の価値」という思い込みに扁桃体が過剰に反応し、前頭前野の冷静な判断が追いつかなくなっていました。

 

そこで、前頭前野の働きを促す呼吸法やセルフケアを取り入れることで、落ち着きを取り戻していきました。

 

 

◾️声紋分析からの気づき

Aさんの声紋では、判断基準は「視感覚(ブルー〜マゼンタ/2kHz–8kHz)」が優位で、物事を“客観的に見ようとする”傾向が強く見られました。

 

一方、行動基準は「相手軸(ターコイズ)」に偏り、他人の期待に応えようとする動きが強く出ていました。

 

色帯域では「ブルー」と「バイオレット」が顕著で、理論や完璧さを重視する思考傾向が、焦りや自己否定感と結びついていたのです。

 

 

◾️クライエントさんの声

「Bの昇進に焦るのは、ちゃんと自分を評価してるからなんだと気づけました」

 

「誰かと比べなくても、自分が歩いてきた道には意味があると思えたんです」

 

「今は、“自分の成長カーブ”に目を向けようって思えています」

 

 

◾️カウンセラー視点

焦りの奥には、“自分ももっとできるはず”という願いが隠れています。

 

比べる心を否定せず、そのエネルギーを「自分の変化」に向け直せるよう支援していきました。

 

 

◾️セルフケアの提案

U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。

効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。

備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res

 

U-LaLa “小さな成功”メモ

やり方:寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。

効果:小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。

備考:島井哲志, 2010, 関西学院大学/Seligman et al., 2005, American Psychologist

 

U-LaLa グリーンマインドフル(自然を味わう瞑想)

やり方:自然の景色やお茶を味わいながら、香り・音・光の感覚に意識を向ける。雑念が出たらまた感覚に戻す。

効果:ストレス・不安を軽減し、感情調整や集中力を高める。

備考:越川房子, 2019, 筑波大学/Goyal et al., 2014, JAMA Intern Med

 

 

◾️まとめ

人と比べて焦るとき、私たちは「自分の価値」を外に探してしまいがちです。

 

でも、本当に大切なのは“自分がどう進んできたか”を見つめ直すこと。

誰かより遅くたっていい。

あなたのペースで育っていく力は、ちゃんとあなたの中にあります。

 

焦りは、成長したいという心のサイン。

 

比べることを責めず、自分の伸びしろを信じて、一歩ずつ歩んでいきましょう。

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。

 

・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

 

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