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職場の人間関係がしんどい  “全部の人と仲良く”なんてありえない。

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仕事・キャリアの悩み

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毎日、職場に行くだけで胃が重くなる──。

 

それは、仕事が忙しいからではなく「人間関係がしんどい」から。

 

誰かの顔色を気にしたり、つい無理に笑ったり。

 

「なんで自分ばっかり気を使ってるんだろう…」と疲れ果ててしまう。

 

「もっと上手に人と付き合えたら」「誰ともめずに過ごしたい」

 

そんな思いが、いつの間にか「全部の人と仲良くしなきゃいけない」というプレッシャーに変わっていませんか?

 

 

◾️相談者事例(Yさんのエピソード) Yさん 35歳 会社員(事務職)/転職3回目/現在の職場歴2年目

もともと人づきあいは苦手ではなかったYさん。

けれど、今の職場では「なんとなく合わない人」が多く、気づけば人間関係にずっと神経を使っていたそうです。

 

「空気を悪くしたくないと思って、言いたいことも飲み込んでしまう」

 

「仕事より人間関係のほうが疲れる」

 

そんな状態が続いたある日、ふとスマホで「声紋分析カウンセリング」の記事を見つけ、半信半疑ながら受けてみることにしました。

 

 

◾️心理学解説(自己効力感と学習性無力感) 人間関係で疲れる理由のひとつに、「自己効力感の低下」があります。

 

自己効力感とは、「自分はできる」と感じる感覚のこと。 何度も否定されたり、気を使い続けていると、「自分が何をやっても変わらない」と感じてしまう「学習性無力感」に陥りやすくなります。

 

Yさんも、「どうせまた気を使うだけ」と感じていたと話してくれました。

 

 

◾️脳科学解説(前頭前野・扁桃体・海馬) 人間関係のストレスが続くと、脳では“非常事態モード”が続いてしまいます。

・前頭前野(考える脳)がうまく働かず、思考がネガティブになりがち

 

・扁桃体(不安を感じる脳)が敏感になり、ちょっとしたことにビクビク

 

・海馬(記憶を司る脳)の働きが弱まり、落ち着いた判断がしづらくなる

 

つまり「考えすぎてしまうのに、冷静になれない」状態。

 

これが、職場の人間関係で疲れやすくなる脳のしくみです。

 

 

◾️声紋分析による気づき Yさんの声紋からは、次のような傾向が見られました。

・判断基準(優位感覚):聴感覚(イエロー〜ターコイズ)  

→ 人の話や空気に敏感で、相手の気持ちを優先しやすい

 

・行動基準(軸):相手軸(ターコイズ)  

→ つい「相手がどう思うか」を基準に動いてしまう

 

・色帯域:エメラルド/ターコイズが優勢、ブルーが不足  

→ 優しさや協調性は強いが、自分の考えを整理する時間が不足

 

Yさんは「人間関係をなんとかしなきゃ」とずっとがんばってきました。

でも、本当は「自分が何を感じているか」を見つめ直すことが必要だったのです。

 

◾️“全部の人と仲良く”は無理な話:

1.2.7の法則 「人間関係のストレス」に悩む方にお伝えしたい、ひとつの考え方があります。

それが「1.2.7の法則」。

 

「1割は苦手、2割は理解者、7割は無関心」

人間関係の見方を変えるもうひとつの方法として、こんな考え方もあります。

・1割の人:苦手な人(努力してもどうしても合わない)

・2割の人:自分をわかってくれる理解者(安心できる相手)

・7割の人:無関心・中立(深く関わらなくてよい人たち)

 

この見方のいいところは、「2割の理解者」に意識を向けることで、人間関係が少し楽になること。

すべての人に好かれようとせず、無関心な人に振り回されず、「わかってくれる少数の人」と丁寧につながる。

 

それだけでも、心の負担はぐっと減っていきます。

 

*この1:2:7の比率は、正式な心理学理論ではありませんが、カウンセリングや対人支援の現場で“実感値に基づいた経験則”として語られることがあります。

 

また、親密度によって人間関係を3層に分ける「対人関係の層モデル」や、関係維持に限界があるとする「ダンバー数(Dunbar’s Number)」の研究とも親和性があります。

 

つまり「すべての人とうまくやらなければ」という思い込みを手放し、

「つながれる相手と、ていねいに関わる」ほうが、ずっと自分らしく生きやすいのです。

 

 

 

◾️セルフケアの提案

① U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。

効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。

備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res

 

② U-LaLa “小さな成功”メモ(3つのよかったこと日記)

やり方:寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。

効果:小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。

備考:島井哲志, 2010, 関西学院大学/Seligman et al., 2005, American Psychologist

 

 

◾️クライエントさんの声(Yさん)

「人のせいじゃなく、“自分がどう感じてたか”に初めて気づきました」

「自分を責めてばかりいたけど、ちょっと力を抜いていいんだと思えました」

「まだ完璧じゃないけど、前より笑える時間が増えました」

 

 

◾️カウンセラー視点

Yさんは、人間関係に疲れてしまうほど「相手のために」動ける方でした。

でもその裏側には「自分を後回しにしてしまうクセ」がありました。

呼吸や小さなメモを通して、“自分の気持ち”に戻る時間を持てたことが、大きな変化につながったのだと感じます。

 

 

◾️まとめ 「全部の人と仲良く」は、無理な話。

それよりも、「自分が何を大切にしているか」を知ることのほうが、ずっと大事です。

 

無理に合わせすぎて疲れてしまったら、一度立ち止まって、深呼吸してみてください。

あなたの中には、ちゃんと「整える力」があります。

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内 ・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。

 

・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

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