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#221 女性の後輩からなぜか嫌われる――私、何か悪いことした?

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仕事・キャリアの悩み

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「なんとなく、避けられてる気がする」

後輩との関係に、ふと違和感を覚えることはありませんか?

 

真面目に接しているのに、あいさつが素っ気なかったり、必要最低限しか話してこなかったり。

 

「自分が何かしたのかも」と考え出すと、心にじわじわと自己否定が広がります。

 

今回は、そんな悩みを抱えていた29歳の男性・Kさん(チームリーダー)のケースを通して、声紋分析・心理学・脳科学の視点から“なぜそう感じるのか”をやさしくひもときます。

 

 

◾️相談者事例:Kさん(29歳・男性/チームリーダー)

Kさんは、3年目の女性後輩との距離感に悩んでいました。

・話しかけても、返事はするが目を合わせない

・他の先輩とは自然に笑顔で話している

・SNSでも自分には無反応

「怒ったこともないし、むしろ丁寧に接しているつもりなのに……」

 

相手に悪気はないのかもしれない。

 

でも、そう思おうとすればするほど、「自分が避けられている」という実感がぬぐえず、仕事にも集中できない日が増えていました。

 

 

◾️心理学の視点:ズレが自己効力感を下げる

Kさんのように「人に嫌われたかもしれない」と感じると、自己効力感(=自分には価値がある、という感覚)が低下しやすくなります。

これは、学習性無力感のはじまりでもあります。

・がんばってもうまくいかない

・何が正解かわからない

・自分を責めるしかない

 

こうした思考パターンが積み重なると、やる気が出なくなり、周囲との関係もぎこちなくなる負のループに陥りやすくなります。

 

 

◾️脳科学の視点:感情の受け取り方は人それぞれ

私たちの脳には、「前頭前野」と「扁桃体」という二つの重要な部位があります。

 

Kさんのように冷静に物事を伝えるタイプは、前頭前野がよく働いている状態。

 

計画的で論理的、感情に流されにくいのが特長です。

 

一方、扁桃体は“感情のセンサー”のような部分で、相手の表情・トーン・雰囲気などを敏感に察知します。

 

後輩がこの扁桃体の働きが強いタイプだった場合、Kさんの「冷静な言い方」が“冷たい”“怖い”と受け取られていた可能性があります。

 

つまり、相手の脳の感じ方の違いが、すれ違いを生んでいたのです。

 

 

◾️声紋分析の視点:判断基準と行動基準のズレ

Kさんの声紋には、以下の特徴がありました。

・視感覚:ブルー(客観性・冷静・左脳思考)

・自分軸:イエロー(自分のために動く)

このタイプの方は、

・論理的で的確に指示ができる

・ムダを嫌い、効率を大事にする

・感情をあえて表に出さない という傾向があります。

 

一方、後輩側に「聴感覚:ターコイズ〜ライム(共感・協調)」や「相手軸(相手のために動く)」が強く出ている場合、

 

Kさんの態度が「配慮が足りない」「優しくない」と感じられてしまうことがあります。

 

判断基準と行動基準のズレが、“なんとなく苦手”という空気を生んでしまっていたのです。

 

 

◾️セルフケアの提案

U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。

効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。

備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res

 

 

“小さな成功”メモ(3つのよかったこと日記)

やり方:寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。

効果:小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。

備考:島井哲志, 2010, 関西学院大学/Seligman et al., 2005, American Psychologist

 

 

U-LaLa サンミニブレイク(窓辺でひと呼吸)

やり方:出勤前や昼休みの数分間、日差しの入る場所で意識的にひと呼吸する。

  1. 朝、自宅や通勤途中で陽の当たる場所に30秒立ち止まる

  2. スマホを見ずに、空を見上げながら深呼吸を3回

  3. 昼休みに可能であれば、建物の外へ出て空を見上げる(2〜3分でもOK)

  4. 室内勤務の場合は、窓際で手のひらに日を当てるだけでも可

効果:セロトニン活性と自律神経のリズムが整う。朝〜昼の光で睡眠ホルモン(メラトニン)の生成が促され、睡眠の質も改善。たった数分でも「今ここ」に意識を戻し、心が軽くなる感覚が得られる。

備考:宮岡等, 2012, 日本うつ病学会誌/Roecklein et al., 2013, J Affect Disord/厚労省「健康づくりのための睡眠指針 2014」

 

 

◾️クライエントさんの声

・ずっと自分が嫌われてるんじゃないかと不安でした。

・でも、“伝え方の違い”と聞いて、胸の奥に毛布がかけられたような安心感がありました。

・今は少しずつ、自分の表現を工夫するようになっています。

 

 

◾️カウンセラー視点

Kさんの印象は、非常にまじめで誠実な方でした。

 

声の特性を知ることで、「悪いことをしたかも」という自己否定から抜け出し、“整えられるポイント”に気づくことができたのです。

 

実際の改善のヒントとしては、以下のような「伝え方の微調整」が有効です。

・指示の前に「ありがとう」や「助かってるよ」を添える

・言葉を選ぶより、“うなずく・繰り返す”を意識する

・相手の言葉を一度受け止めてから意見を返す(即答しない)

 

Kさんのようなタイプは、論理性が強みである一方、相手の感情を“無意識にスルー”してしまう傾向があります。

 

だからこそ、ほんの少し「立ち止まって伝える」ことが、大きな信頼につながっていきます。

 

 

◾️まとめ:あなたのせいじゃない、脳と感覚のすれ違い

関係がうまくいかないとき、つい「自分が悪い」と考えてしまうことがあります。

 

でも実は、“脳の違い”や“感覚のズレ”が影響していることも多いのです。

 

まずは「自分がどんな伝え方をしているのか」を知ることから。 そこに、変わるためのヒントがあります。

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。

 

・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

 

 

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