#225 性的な自信をなくしてしまったあなたへ 安心感を取り戻す、心と体の整え方
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「求められるのが怖い」「本当はいやなのに、笑ってごまかしてしまう」
そんな場面が続くと、心の奥で「私は応えられない人なのかも」「魅力がないのかも」と思ってしまうことがあります。
性的な自信とは、単なる見た目や技術ではなく、 “自分の心と体を安心して感じられること”から自然にあふれ出るものです。
でも、自分の本音を後回しにしてきた経験が続くと、「私には魅力がない」「うまく応えられない」と、 自分自身を否定する思い込みが積み重なってしまいます。
このブログでは、28歳女性Sさんの体験を通して、 性的な自信喪失がなぜ起こるのか、そしてどうすれば少しずつ回復できるのかを、 心理学・脳科学・声紋分析の視点からわかりやすくお伝えします。
◾️相談者事例
Sさん(28歳/営業事務/独身)
過去の恋愛で、心のつながりよりも相手に合わせることを優先してきたというSさん。
最近のパートナーシップでは、スキンシップそのものに抵抗を感じるようになり、自分から距離をとってしまうことが増えたそうです。
「相手の気持ちはわかる。でも、どうしても“無理に応えなきゃ”って感じてしまって…」
「気づいたら、どんどん“自分に魅力がないのかも”って思って、鏡を見るのも嫌になってしまいました」
◾️心理学解説
Sさんが感じていた“応えられない自分への罪悪感”や“魅力がないのではという自己否定”は、心理学では「自己効力感の低下」と呼ばれます。
自己効力感とは、「自分にはできる」「自分には価値がある」と思える感覚のこと。
Sさんのように、過去に否定された経験や無理をしてきた経験が続くと、脳は「どうせまたうまくいかない」「私には無理」と学習してしまい、これを
「学習性無力感」と呼びます。
この状態が続くと、性的な場面でも「また失敗するかも」「応えられないかも」と不安が先立ち、ますます自信を失ってしまうのです。
さらに、こうした経験が積み重なると、「私は相手に応えられない人間だ」と思い込むようになり、 そこから「女性として魅力がないのかも」といった自己否定へと広がってしまうことがあります。
このように、うまくいかなかった経験を「私はダメな人間だ」と結びつけてしまう心のはたらきを、心理学では「自己関連づけ」や「ラベリング」と呼びます。
本来は「疲れていて応えられなかった」だけのことが、「私は魅力がない」「女性として失格だ」といった思い込みにすり替わってしまうのです。
◾️脳科学解説
性的な自信喪失には、主に脳の3つの領域が関係します。
・前頭前野(ぜんとうぜんや):自分を客観的に見たり、気持ちを整理する働き
・扁桃体(へんとうたい):不安や恐怖を感じるセンサー ・海馬(かいば):過去の記憶や体験を保持する場所
過去のつらい経験が海馬に残っていると、それに似た状況で扁桃体が「また怖いことが起きるかも」と反応し、前頭前野が冷静な判断を下しづらくなります。
その結果、心と体が「性的な状況=不安」と結びつき、自信が持てなくなるのです。
◾️「性的な魅力」とは?
性的な魅力とは、単に外見やテクニックのことではありません。
本来の性的魅力とは、「自分の存在を通じて、誰かと心と体でつながる力」。
もっと具体的に言えば、以下のような感覚です:
・自分の快、不快を安心して感じられること ・「こうしたい」「今日はやめておきたい」と伝えられること
・“私らしいまま”で相手と触れあえること
つまり性的な魅力とは、外に向けて見せるものではなく、 “自分とつながっている”ときに、自然とあふれ出すものなのです。
◾️声紋分析(VoiceScan)によるSさんの傾向
Sさんの6秒の声から分析された結果、特に強く現れていたのは以下の3つです。
・判断基準:聴感覚(イエロー〜ターコイズ)
…相手の声・気持ち・空気をとても敏感にキャッチするタイプ
・行動基準:相手軸(ターコイズ)
…「あなたのために」と相手に合わせることを最優先にしてきた
・色帯域:ブルーとエメラルドに集中(視感覚+協調性)
…自分を客観視しつつも、調和を崩さないよう常に気をつかっていた傾向
この声の傾向から、Sさんは「感じる前に相手に応えようとする」「本音を後回しにしてきた」ことがうかがえます。
◾️セルフケアの提案
① ボディセルフタッチ(自分にやさしく触れる)
やり方:お風呂あがりに、手のひらで腕やお腹などにやさしく触れながら「今日もありがとう」と声をかける。
効果:皮膚刺激によって安心ホルモン(オキシトシン)が分泌され、自己受容感が高まります。
備考:吉川左紀子, 2018, 京都大学/Field, 2010, Developmental Review
② 自分の「好き」に触れる時間
やり方:花や布、アロマ、音楽など、自分が「心地よい」と感じるものに意識的に触れる時間を1日5分でもつ。 効果:「五感の快」を通じて、扁桃体の過覚醒が落ち着き、リラックスしやすくなります。
備考:越川房子, 2019, 筑波大学/Herz, 2009, Chem Senses
③ 自分にYESを伝えるミラーセルフトーク やり方:鏡に向かって「大丈夫だよ」「今日もがんばったね」と自分に声をかける。
効果:自己肯定感の回復と共に、前頭前野の働きが活性化し、感情の整理が進みます。
備考:中島美鈴, 2017, 認知行動療法の技法/Critcher & Dunning, 2015, Journal of Experimental Psychology
④ 小さなNOの練習 やり方:「今日は疲れてるからまたにしてもいい?」「それはやりたくないな」と日常の小さな場面でNOを伝える。
効果:「自分を守る力」が強化され、性的な場面での安心感にもつながります。
備考:森田正馬, 1930, 神経質ノ本態及療法/Linehan, 1993, DBT Skills Training Manual
◾️クライエントさんの声
最初は「私が悪い」と思い込んで苦しかった。
声から「感じすぎる私」「応えすぎる私」に気づいて、ホッとした。
今は「少しずつでも、自分の心に正直でいたい」と思えるようになった。
◾️カウンセラー視点
Sさんの変化は、「感じることを否定しない時間」を持てたことが大きなきっかけでした。
触れる、感じる、言葉にする──このプロセスを繰り返すことで、“自分とつながる力”が整ってきたように感じます。
◾️まとめ
性的な自信をなくしてしまうのは、あなたが弱いからでも、間違っているからでもありません。
それは、「自分の感覚より、相手を優先してきた」やさしさの裏返し。
だからこそ、もう一度「自分を信じる感覚」を取り戻すことができるのです。
安心する時間、整う呼吸、そして自分の本音に耳をすませる時間。 あなたにも、きっとできます。大丈夫です。
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