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#231 運動は抗うつ薬に匹敵する、あるいはそれに代わる効果がある。

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メンタル症状・不安/抑うつ

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「ストレス脳」が教えてくれる幸せの本質──アンデシュ・ハンセンが明かす、脳にやさしい生き方

 

 

「なんとなく気持ちが沈む」
「やる気が出ないのに、休んでもよくならない」
「このままじゃいけない気がするけど、動けない…」

そんなふうに感じているあなたへ。
それは、あなたの心が弱っているのではなく、脳が現代の生活に適応しきれていないだけかもしれません。

スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏は、著書『ストレス脳(原題:Depphjärnan)』の中でこう語っています。

「私たちの脳は、スマートフォンも締め切りもSNSも想定していない。
数千年前と変わらぬ構造のまま、現代社会に放り込まれている」

 

【「ストレス脳」が生まれる理由】

私たちの脳には、不安や恐怖を感じるための「扁桃体(へんとうたい)」という部位があります。
本来は野生動物や外敵から身を守るための大切な機能ですが、現代では「評価されない」「人と比べて劣っている」といった、**抽象的で終わりのない“脅威”**にも反応してしまいます。

 

また、論理的に考えたり感情をコントロールしたりする「前頭前野」は、過剰なストレスや情報過多によって働きが弱まりやすくなります。

こうして、「考えすぎて不安になる」「やる気が出ない」「休んでも回復しない」といった状態に陥る――
これが、ハンセン氏の言う『ストレス脳』の仕組みです。

 

【脳が喜ぶのは、“自然なこと”だけ】

ここで大切なのは、「脳のつくりは、今も“狩猟採集時代のまま”」という事実です。

  • 自然の中で歩く

  • 誰かと直接会話をする

  • 体を動かす

  • 十分に眠る

  • 目の前の作業に集中する

こうした行動が、最も脳を落ち着かせ、幸せを感じやすくするのです。

一方で、

  • 座りっぱなしの生活

  • SNSの通知

  • 情報のシャワー

  • 先の見えない仕事や比較

  • 完璧主義的な思考

は、**脳にとって「敵」**になりやすく、知らないうちに脳を疲弊させていきます。

 

【「幸せ」の再定義】

私たちは「もっと○○しなきゃ」「成長し続けなければ」と、無意識のうちに“幸せをゴールのように扱う”ことがあります。
しかし、ハンセン氏の視点は、まったく逆です。

「幸せとは、“感じる状態”であり、何かを得ることで得られる“成果”ではない」

つまり、**幸せは「目的地」ではなく、「自然と感じられる副産物」**なのです。
それはたとえば、こんな瞬間に訪れます。

  • 朝の光を浴びながら散歩したとき

  • 誰かと目を見て話せたとき

  • 深く呼吸できたとき

  • 意識が“今”に戻ったとき

こうした何気ない時間の中に、脳が安心し、「静かな幸福感」が芽生えるのです。

 

【セルフケアの第一歩】

ハンセン氏は『ストレス脳』の中で、こう断言します。

「脳にとって最も効果的な抗うつ薬は、“運動”である」

だからこそ、難しいことはしなくていいのです。

  • 1日5分のウォーキング

  • スマホを置いて自然の音を聴く

  • 軽く体を伸ばす

  • 頭の中の「〜すべき」を一つ手放す

脳が「安心していい」と感じる時間を1つでも増やすこと
それが、静かな幸福を取り戻す第一歩です。

 

【まとめ】

落ち込みや疲れは、あなたが弱いからではありません。
それは、あなたの脳が「もう少しやさしくしてほしい」と訴えているだけ

そして、幸せとは――
何かを手に入れて「やっとなれる」ものではなく、
**脳が自然な状態で、静かに満たされているときに“気づくもの”**です。

がんばるのではなく、脳に合った生き方に戻ること。
それが、ほんとうの幸せへの近道かもしれません。

 

 

 

 

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