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【声紋分析 第1章:声と心 ― 自分を知るステップ】 #S236 ③声が小さいのは性格?それとも心の防衛反応?――声が教えてくれる“心の本音”

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声紋分析レポート

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「声が小さいって、よく言われるんです」

 

そんな悩みを打ち明けてくださる方が、実はとても多いのです。

 

「自分の声が通らないのは、性格のせい? それとも何かおかしいのかな…」 そんなふうに自分を責めていませんか?

 

声が小さいことは、単なる“声量”の問題ではなく、心のあり方や過去の体験が深く関係していることがあります。

 

この記事では、U-LaLaで行っている【声紋分析】を通して、「なぜ声が小さくなるのか」「そこにどんな心のメッセージが隠れているのか」を見つめていきます。

 

 

◾️相談者事例(Aさんのエピソード) Jさん(30代男性・事務職)は、会議や雑談の場面で「もう少し声を張って」とよく言われていました。

 

「自分では普通に話しているつもりなんですが、よく“聞き返される”んです。

 

たしかに声が小さい自覚はあって…」

 

きっかけは、Zoom会議の録画を何気なく見返したとき、自分の発言がほとんど聞こえていなかったことに気づいたこと。

 

「え、こんなに遠慮がちに話してるの…?」と驚いたそうです。

 

そこから「自分の声に何かあるのでは」と感じ、U-LaLaのカウンセリングで声紋分析を受けてみることにしたのです。

 

 

◾️心理学解説(防衛機制・自己効力感)

Jさんのように、声が小さくなる背景には、「心のブレーキ」が関係していることがあります。

 

心理学では、これを「防衛機制(ぼうえいきせい)」と呼びます。

 

防衛機制とは、心が傷つかないように“無意識に”働く心のシステム。

 

過去に人前で話して恥ずかしい思いをしたり、否定された経験があると、無意識に「目立たないように」「声を小さく」してしまうことがあるのです。

 

また、「どうせうまく伝わらない」と感じることで、自己効力感(自分にはできるという感覚)も下がってしまいます。

 

 

◾️脳科学解説

(扁桃体・前頭前野) 「声を小さくする」という反応にも、実は脳の働きが深く関わっています。

脳の中で、危険や不安をキャッチするのが「扁桃体(へんとうたい)」。

 

過去に恥ずかしい経験や緊張した体験があると、扁桃体が過敏になり、「また失敗するかも」「目立ちたくない」と心のブレーキをかけてしまうのです。

 

その結果、声を出す判断を行う前頭前野の働きが制限され、自然に声が小さくなってしまうことがあります。

 

 

 

◾️声紋分析(判断基準・行動基準・色帯域) Jさんの6秒声からは、以下の特徴が見られました。

・判断基準:聴感覚(イエロー〜エメラルド)

・行動基準:相手軸(ターコイズ) ・優勢帯域:前意識(V3)と顕在意識(V2)に偏り、潜在意識(V4)がほぼ無色

 

この結果から、Aさんは「相手に合わせる力」が非常に高く、相手の反応を常に気にしている傾向が見てとれます。

 

一方で、「自分の本音や感覚(潜在意識)」を外に出すのが苦手な傾向もあり、声が“自分を隠す手段”として使われていたことがわかります。

U-LaLaカウンセリングの声紋分析では、

(1) 判断基準(どの感覚で物事をとらえるか)

(2) 行動基準(自分・相手・社会のどの軸で動くか)

(3) 意識のバランス(今の気持ちか、深層のクセか) が色と波形からわかります。

 

この分析結果をもとに、「声の小ささ=自分のせい」ではなく、「心の優しさや慎重さが反応しているだけ」と気づくことができるのです。

 

 

◾️セルフケアの提案

① U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。

効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。

備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res

 

② 感情ラベリング やり方:今感じている気持ちを1〜3語で言葉にして書き出す。「不安」「緊張」「無理しすぎ」など。

効果:脳の扁桃体の過活動を抑え、冷静な判断力を取り戻しやすくなる。

備考:Lieberman et al., 2007, Psychological Science/日本心理学会資料(2021)

 

 

◾️クライエントさんの声

「“声が小さい=悪いこと”じゃないと知って、心がスーッと軽くなりました」

 

「これまでずっと“もっとハキハキしなきゃ”って、自分にダメ出しばかりしてたんです。

 

声紋分析で“相手に合わせすぎていた”って出て、すごく納得しました」

 

「自分を守ってたんだなって思ったら、今の声にも優しくなれて。最近は、“自分のペースで話していいんだ”って、自然に思えるようになりました」

 

声紋を見せてもらったとき、「あ、私…本当はすごくがんばってたんだな」って、初めて思えたんです。

 

潜在意識の色が薄かったのも、「自分の気持ちを置いてきぼりにしてたからかも」と納得できて、なんだかホッとしました。

 

無理に直そうとしなくても、気づいただけで少しずつ声が変わっていったのは、自分でも驚いています。

 

カウンセリングは“声を整える”というより、“私のことを取り戻す”時間でした。

 

自分の声って、もっと優しくてあたたかかったんだなって、今はそう思えています。

 

 

◾️カウンセラー視点

 

声が小さいのは、あなたが繊細で、まわりをよく見てきた証かもしれません。

 

その優しさを“防衛”ではなく“安心”に変えていくには、自分の心のクセに気づくことが第一歩です。

 

声紋分析は、あなたが見えなくなっていた本当の気持ちを、そっと見せてくれる鏡のようなツールです。

 

 

◾️話すときに意識したい、ちょっとしたアドバイス

もしあなたが「声が小さい」と感じたとき、まずは“伝える”ではなく、“届ける”ことを意識してみてください。

 

例えば、相手の表情を見ながら「この人に安心してもらうにはどんな声だといいかな?」とイメージしてみるのです。

 

声はただの音ではなく、「あなたの心の動き」そのもの。

 

そして、その“心の動き”を見える化できるのが U-LaLaの声紋分析 です。

たった6秒の声から、

・あなたがどんな感覚で相手に話しかけているのか

どんな軸で行動しているのか

・無意識のクセや傾向 まで、あなただけの“声の地図”がわかります。

まずは、あなたの今の声がどんな風に届いているのか、一緒に見てみませんか?

 

 

◾️まとめ 声のボリュームに「正解」はありません。

でも、「なぜ小さくなってしまうのか」には、あなたの心の歴史が詰まっています。

 

声を責めるのではなく、その声にこめられた“想い”に耳を澄ませてみてください。

 

あなたの声は、あなたを守ってくれていたのです。

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内 ・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。 ・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。

最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。 ・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

 

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