第2章:声と印象 ― あなたの魅力を引き出す ①「声が通らない…」と感じたら。実は“感情のブレーキ”が隠れているかもしれません
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声紋分析レポート
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「何度も伝えているのに、なぜか響かない」「声が小さいってよく言われる」——そう感じることはありませんか?
声のボリュームやトーンの問題と思われがちですが、実はそこに“感情のブレーキ”が関係していることがあります。
今回は、声に込められたあなたの「本音」と「抑圧」に光を当てながら、声紋分析を通じて自分らしさを取り戻すヒントをお届けします。
◾️相談者事例(Aさんのエピソード)
Aさん(40代男性/事務職)は、職場でのプレゼンや会議で「声が通らない」「何を言っているかわかりづらい」と言われることが続き、次第に発言を控えるようになっていきました。
もともと穏やかで誠実な性格のAさんですが、「どうせまた伝わらない」と思い込むようになり、自信を失っていたのです。
◾️心理学解説
声が小さくなる背景には「自己効力感(=自分にはできるという感覚)」の低下があります。
過去に「うまく伝わらなかった」「否定された」といった経験が積み重なると、「言ってもムダだ」という“学習性無力感”が生まれ、声に迷いが出るようになるのです。
◾️脳科学解説
脳の中では「扁桃体(へんとうたい)」という感情を処理する部分が、過去の嫌な記憶に敏感に反応します。
その刺激が「前頭前野(ぜんとうぜんや)」の働きを抑えてしまい、「話す」「伝える」といった行動がスムーズにいかなくなるのです。
つまり、“通らない声”の背景には、脳の緊張反応が関係しているのです。
◾️声紋分析(判断基準・行動軸・色帯域)
Aさんの声からは「視感覚(ブルー〜マゼンタ)優位」が強く出ていました。
これは、頭で考えすぎてしまう傾向があり、感情や身体感覚が後回しになりやすいことを示しています。
さらに「相手軸(ターコイズ)」が際立っており、「どう思われるか」「相手を優先しなければ」といった意識が強く働いている状態でした。
この2つが重なると、「本当はこう言いたい」という気持ちが抑えられ、声が自然と控えめになってしまうことがあります。
◾️セルフケアの提案 U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)
やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。
効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。
備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res
“小さな成功”メモ(3つのよかったこと日記)
やり方:寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。
効果:小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。
備考:島井哲志, 2010, 関西学院大学/Seligman et al., 2005, American Psychologist
◾️クライエントさんの声
「今思えば、ずっと“ちゃんとしなきゃ”って力が入りすぎてたんだと思います」
「声が出にくかったのは、心が疲れてたからだったんですね。深呼吸してノートを書くだけでも、ふっと肩の力が抜けました」
「最近は、相手の反応を気にしすぎず、自分の言葉を少しずつ出せるようになってきています」
◾️カウンセラー視点
Aさんの声には、常に「相手を思いやる優しさ」が込められていました。
それを丁寧にほどいていくことで、「自分のために声を出す」感覚が戻ってきたのだと思います。
◾️まとめ 声が出にくい、通らない——そんなとき、ただの「話し方」ではなく、心の奥の感情に目を向けてみてください。
あなたの声には、ちゃんと意味があり、あなたらしさが眠っています。
少しずつ整えていくことで、また「自分の声で伝える自信」が戻ってくるはずです。
◾️U-LaLa カウンセリング案内
・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。
・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。
・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。
・オンライン・電話でも対応可能です。 ・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。
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