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第2章:声と印象 ― あなたの魅力を引き出す ③「声がコンプレックス」だった私が気づいた、感受性という強み

「自分の声って、なんだか好きになれない……」 電話や録音で聞く自分の声に、がっかりした経験はありませんか?

 

とくに女性は、声が高すぎる・低すぎる・通らない・子どもっぽい……など、見た目とは別の“印象”で悩みやすいものです。

 

でも実は、「声にコンプレックスがある人」ほど、まわりに気を配り、感受性が豊かな傾向があります。

 

今回は、そんな自分の声に悩んでいたJさんのエピソードを通して、「本当の魅力」に気づくヒントをお届けします。

 

 

◾️相談者事例(Jさんのエピソード) Jさん 40代女性 事務職

職場で電話対応をするたび、「声がこもっていて聞き取りにくい」と言われることが気になっていたJさん。

 

周囲から悪気なく言われたひと言に、ずっと引っかかってしまい、自分から話すことが怖くなっていたそうです。

 

「私の声って、どこか変なのかな……」 話すたびに緊張してしまい、無意識に口数が減り、周囲との距離を感じるようになっていきました。

 

 

◾️心理学解説 「声=自己表現」だからこそ、否定されると傷つきやすいのです。

心理学では、自分の感情や考えを伝える“手段”がうまくいかないと、「自己効力感(自分はできるという感覚)」が低下しやすいと言われています。

 

とくに「声」は、その人の内面や個性と深くつながっているため、ネガティブな評価を受けると「自分そのものを否定された」と感じてしまうことがあります。

 

でもそれは、「繊細に自分を感じ取り、相手にも気を配っている」からこその反応なのです。

 

 

◾️脳科学解説

声へのコンプレックスは、脳の“緊急モード”が関係していることもあります。

 

たとえば、「また声が変だと思われたらどうしよう」と不安を感じると、

脳の扁桃体(へんとうたい)が反応して、“危険”と判断。

前頭前野(ぜんとうぜんや)では思考がストップしやすくなり、言葉が出にくくなったり、表情もこわばったりしてしまいます。

 

その一方で、Jさんのような方は、海馬(かいば)という記憶をつかさどる場所が活発に働く傾向も。

過去の“ちょっとした一言”を長く覚えていたり、相手の表情や声のトーンを敏感に記憶していることで、人間関係の変化に気づきやすいという特徴があります。

 

 

◾️声紋分析セクション Jさんの声紋分析では、

・判断基準:聴感覚優位(イエロー〜ターコイズ)

・行動基準:相手軸(ターコイズ) ・色帯域:エメラルド・ライム・ターコイズが強く出ていたのが印象的でした。

 

これは、「相手の気持ちに寄り添いたい」「場の空気を読みながら調整したい」という思いが強く、音のニュアンスや感情の揺れを繊細に感じ取るタイプに多く見られる傾向です。

 

言い換えれば、Jさんの声には「優しさ」「協調性」「共感力」といった魅力が、しっかりとにじみ出ていたのです。

 

 

◾️セルフケアの提案

U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。

効果:副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。

備考:丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学/Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res

 

“小さな成功”メモ(3つのよかったこと日記)

やり方:寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。

効果:小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。

備考:島井哲志, 2010, 関西学院大学/Seligman et al., 2005, American Psychologist

 

 

◾️クライエントさんの声

「正直、自分がこんなに声に気を使ってたって気づけなかったです」

「呼吸と“よかったことメモ”を続けていたら、朝の不安がちょっと減ってきて、言葉が自然に出るようになってきました」

「『声が気になる=感受性がある証拠』って言葉に、なんだか救われた気がしました」

 

 

◾️カウンセラー視点 Jさんの声には、もともと“共感”の力が備わっていました。

だからこそ、誰かの気持ちや空気を繊細に感じ取れる感性があり、それが声の印象にも現れていたのです。

 

整えるきっかけは、「まず自分の心を落ち着かせる」こと。 そこから自然に、声にも自信がにじみ始めていきました。

 

 

◾️まとめ 声は、あなたの内面そのもの。

たとえ誰かに「変だね」と言われたとしても、それは“あなたらしさ”の表れ。

 

自分の声を責めるより、「そこにある感受性」に目を向けてあげてください

 

小さな呼吸からでも、声は変わり始めます。

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。

最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。

 

・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

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