がんばってる。 ほんとうに、よくがんばってる。

でも… ふとした瞬間に襲ってくる「もう限界かもしれない」という声。

それでも、朝になればまた仕事に向かって、誰にも弱音を吐かず、 「ちゃんとしなきゃ」「期待に応えなきゃ」と自分を奮い立たせる日々。

気づいたら、自分の感情がどこか遠くへ行ってしまったような感覚、ありませんか？

そんなあなたへ、今日は「忘れていた大切なもの」を、 そっと届けます。

◾️相談者事例（Lさんのエピソード）

Lさん（36歳・独身・アパレル関連勤務）は、 都内で働く販売職歴10年の女性。

気配り上手で、職場でも後輩の面倒をよく見ており、 上司からの信頼も厚い存在でした。

でも、あるときから、 朝、目が覚めても起き上がれない日が続くように。

気合いで出勤しても、気分はどんより、 ミスも増えて、笑顔が減っていきました。

「このままだと壊れてしまうかも」 そう感じてU-LaLaに相談に来られました。

◾️心理学の視点から

Lさんのように、責任感が強く 「がんばり続けることが当たり前」になっている方は、 『自己効力感』が低下しやすい傾向があります。

自己効力感とは、 「自分には乗り越える力がある」と信じられる感覚のこと。

長くストレスが続くと、 脳が「どうせ頑張っても無駄だ」と学習してしまい、 やがて“学習性無力感”と呼ばれる状態に陥ります。

この状態になると、 今までできていたことに手がつかなくなったり、 自分を責める思考が強くなったりします。

◾️脳科学の視点から

脳には「緊急時のモード」と「安心のモード」があります。

ストレスがかかると、 脳の“扁桃体”が過敏に反応し、 「戦うか逃げるか」の緊張モードが続きます。

一方で、 安心・落ち着きを司る“前頭前野”の働きは鈍くなり、 判断力や集中力も低下してしまいます。

Lさんのような方は、 まじめで理性的にふるまおうとする反面、 感情のSOSを見落としがちです。

まずは「今、私は頑張りすぎていたかもしれない」 そう気づくことが、回復の第一歩です。

◾️声紋分析から見える傾向

Lさんの声を6秒録音して分析したところ、

・判断基準：視感覚（ブルー〜マゼンタ）

・行動軸：相手軸（ターコイズ） という傾向が見られました。

これは、 「正しくやること」「求められること」に意識が向きやすく、 他人の期待に応えようと自分を抑えてしまうタイプに多く見られます。

声の色帯域では、 高周波（顕在意識）に集中し、 低周波（潜在意識）に落差があるため、 本来の感情や欲求が抑圧されやすい状態ともいえます。

◾️セルフケアの提案

① U-LaLa446 呼吸法（落ち着きの呼吸）

やり方：背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くを5分繰り返す。

効果：副交感神経を高め、不安やストレスを鎮め、心拍・血圧を安定させる。

備考：丹羽真一, 2019, 福島県立医科大学／Nivethitha et al., 2016, J Clin Diagn Res

② “小さな成功”メモ（3つのよかったこと日記）

やり方：寝る前に今日「できたこと・よかったこと」を3つノートに書き、その理由をひと言添える。

効果：小さな達成感の積み重ねで自己効力感を高め、幸福感が持続、抑うつ症状を軽減。

備考：島井哲志, 2010, 関西学院大学／Seligman et al., 2005, American Psychologist

◾️クライエントさんの声

正直、自分がこんなに疲れてたって気づけなかったです。

呼吸と“よかったことメモ”を毎日続けたら、だんだん気持ちが落ち着いてきて、朝起きたときに少しだけ気持ちが軽くなってきました。

「私、自分のことをまったく見てなかったんだな」って、ふと思いました。

誰かの期待ばかり気にして、自分の気持ちに耳を傾けていなかったんです。

カウンセラーさんに教えてもらった呼吸法で、心の中に少しずつ“安心のスペース”ができてきて、

その時間があるだけで「今日もがんばれるかも」と思えるようになってきました。

◾️カウンセラー視点

Lさんは、ずっと「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込んできた方でした。

今は、呼吸と自分との対話を習慣にしながら、ゆっくりと自分のペースを取り戻しています。

◾️まとめ

がんばり続けたあなたに、必要なのは 「もっと頑張ること」ではなく、

「いったん立ち止まること」かもしれません。

あなたがあなた自身を、 一番に大切にできる日が、きっときます。

そのための一歩を、今ここから。

◾️U-LaLaカウンセリング案内

・U-LaLa（うらら）では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会（CBT学会）会員として活動を開始。

　最新エビデンスに基づく認知行動療法（CBT）を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

・オンライン・電話でも対応可能です。

・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

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