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親の変化が子どもにどう影響を与えたか

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親子・介護ストレス

「またダラダラして!」「ちゃんとやりなさい!」 気づけば、そんな言葉が口から出てしまう。

 

わかっているけど、止められない。

 

子どもに“やる気”を持ってほしい。

 

そんな想いからの言葉なのに、むしろ逆効果だった……。

 

今回は、「叱る」と「やる気」の本当の関係、 そして親の変化が子どもにどんな影響を与えるのか、 心理学と脳科学の視点からお話しします。

 

 

◾️相談者事例(Aさんのエピソード)

Aさん(40代・男性)は、共働きで2人の小学生を育てる父親です。

 

妻は日々、子どもの学習や生活リズムを整えようと一生懸命。

 

そんな姿を見て、「自分もちゃんとしなきゃ」と思う一方、 仕事の忙しさにかまけて子育てのことは任せきりにしてきたと話してくれました。

 

ある日、宿題を後回しにしてゲームばかりしている長男に、 思わず強い口調で叱ってしまったそうです。

 

「お母さんがあれだけ頑張ってるのに、なんでそんな態度なんだ!」

 

その後、子どもは部屋に閉じこもり、妻との間にも気まずさが残りました。

 

「このままでいいのか?」「自分の関わり方、間違ってるのかも…」 と悩んだAさんは、U-LaLaに相談に来られました。

 

 

◾️心理学解説(自己効力感と学習性無力感)

子どもが“やる気”を持てるかどうかは、「自己効力感(じここうりょくかん)」という心の力と関係しています。

 

自己効力感とは、 「自分はやればできる」と信じられる気持ちのこと。

 

叱られてばかりいると、 「どうせまた怒られる」「何をしてもムダ」と感じてしまい、 これを「学習性無力感」と呼びます。

 

つまり、“やる気”を失うのは、能力のせいではなく、 「できた!」という体験が足りないからなのです。

 

 

◾️脳科学解説(扁桃体と前頭前野の関係)

強い叱責を受けると、脳の中で「扁桃体(へんとうたい)」という場所が刺激されます。

 

ここは“恐怖”や“危険”を感じたときに働く部分で、 怒鳴られると「これはやばい」と反応して、心と体が緊張状態になります。

 

一方、“やる気”や“集中”に関わるのは「前頭前野(ぜんとうぜんや)」です。

 

安心して考えられるときに、前頭前野がしっかり働きます。

 

つまり、叱られて怖くなっているとき、 脳は“考える”どころではなく、“逃げるか固まるか”の反応になってしまうのです。

 

 

◾️声紋分析セクション

Aさんの声紋を分析すると、 視感覚(ブルー〜マゼンタ)の帯域が強く出ていました。

 

これは、「頭で理解しようとする」「正しさを大事にする」傾向が強いタイプに多く見られます。

一方で、聴感覚(イエロー〜ターコイズ)と体感覚(レッド〜ゴールド)がやや弱く、 感情のゆらぎや行動の柔軟性が少なくなりやすい傾向がありました。

 

判断基準は「社会軸(マゼンタ)」が中心で、 「こうあるべき」「ちゃんとしなければ」という思考が、 子育てにも反映されていたようです。

 

 

◾️セルフケア

U-LaLa446 呼吸法(落ち着きの呼吸)

やり方:背筋を伸ばし、鼻から4秒吸う → 4秒止める → 口から6秒吐くリズムを、5分程度繰り返す。

効果:自律神経(副交感神経)を高め、心拍や血圧を安定させる。不安や緊張を和らげ、イライラを鎮める。

備考:片岡ら「腹式呼吸と自然呼吸の相違による自律神経系への影響」(2005年,日本保健医療行動科学会誌)

 

U-LaLa “小さな成功”メモ(3つのよかったこと日記)

やり方:就寝前に「今日できたこと・よかったこと」を3つ書き、その理由を一言添える。

効果:自己効力感・自己肯定感の向上。ポジティブ感情の増加と抑うつ症状の軽減。

備考:海保ら「感謝日記の継続が幸福感と学習モチベーションに与える影響」(2021年,BMC Psychology/立命館大学)

 

 

◾️クライエントさんの声

「子どもに強く言いすぎて、しばらく口もきいてくれなかったんです。

 

妻にも気まずくて、なんだか家の中がピリピリしてて……」

 

「『なんで分かってくれないんだろう』『自分の伝え方が悪かったのかも』って、どんどん自分を責めてました」

 

「でも、振り返ってみたら、自分の中の“ちゃんとしなきゃ”って気持ちが強すぎて、家族にも“正しさ”ばかり押しつけてた気がするんです」

 

「カウンセリングで“社会軸が強くて視感覚が優位”って声紋で出たとき、ああ、考えすぎて動けなくなってたんだなって、すごく腑に落ちました」

 

「呼吸法と、“今日よかったこと”を書くメモをすすめられて、正直最初は『これで何か変わるのかな?』って半信半疑でした」

「でも、やってみたら…1週間くらいで、怒る回数がぐっと減って、子どもとの会話も少しずつ柔らかくなってきたんです」

 

「何より驚いたのは、あれだけゲームばかりだった息子が、自分から『今日の宿題、終わったよ』って言ってきたこと。

 

たぶん、“怒られない安心感”があったからこそ、自分から動けたんだと思います」

 

《前は、注意されるとすぐムッとしていた息子が、最近では「これで合ってる?」って聞いてくるようになって。

 

親が落ち着いて接するだけで、子どもも変わるんだなって、本当に実感しました》

 

「今では、寝る前に子どもと一緒に“今日よかったこと”を3つ言い合うのが、我が家の小さな習慣になりました」

 

 

◾️カウンセラー視点

Aさんは「ちゃんとしなきゃ」の思いが強く、自分を責めてばかりいました。

 

まずは「整えること=ゆるめること」とお伝えし、呼吸と小さな成功メモを毎日続けてもらいました。

 

1か月後、声紋にも少しずつ変化が出てきて、 「怒らずに話せた日があった」と、笑って報告してくれました。

 

最近は、妻と役割を分担しながら、子どもの“できた”を見つける習慣が家庭に根づきつつあります。

 

息子さんも、以前より自分から動くことが増え、家庭全体の空気がやわらかくなった印象です。

 

 

◾️まとめ

「つい強く言ってしまう」 それはあなたが子どもと家族を大切に思っている証です。

 

でも、“やる気”は「怒られて育つ」ものではありません。 「

 

できたね」「うまくいったね」という体験が、 子どもの中の“やる気スイッチ”を押していくのです。

 

まずは、あなた自身の心をゆるめることから始めてみませんか。

 

小さな一歩でも大丈夫。 自分を守る力は、育てることができます。

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。

 最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。 ・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

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