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片づけられないのは怠けじゃない 脳が判断を止めてしまう本当の理由

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メンタル症状・不安/抑うつ

気づけばまた机の上がぐちゃぐちゃ。やらなきゃとは思うのに、体が動かない。

 

そんな自分を見て、なんでこんなにだらしないんだろう、自分って本当にダメだなって、つい責めてしまうこと、ありませんか?

 

でも実はそれ、あなたの“意志の弱さ”ではなく、脳があるモードに入ってしまっているサインかもしれません。

 

今回は、片づけに手がつかない本当の理由を、脳と心の仕組みから解き明かしていきます。

 

 

◾️相談者事例

Dさん(40代・男性/事務職)

昔から片づけが苦手でしたが、最近は部屋がどんどん散らかっていく一方で、自分でも見て見ぬふりをしてしまっていて。

 

仕事は真面目にやっているし、家事もそれなりにこなしているのに、なぜか片づけだけが手につかない。

 

面倒くさいと感じる一方で、頭のどこかではやらなきゃと思っている。このギャップにいつもモヤモヤして、自分を責める気持ちばかりが積もっていくんです。

 

 

◾️心理学解説

片づけに手がつかないとき、多くの人が「やる気がない」「怠けている」と感じます。

 

でも心理学の視点で見ると、これは学習性無力感(がくしゅうせいむりょくかん)の影響があるかもしれません。

 

学習性無力感とは、過去の経験から何をやっても変わらないと感じてしまい、意欲や行動のエネルギーが出なくなる状態です。

 

Dさんも、何度か片づけようと試みては途中で挫折し、成功体験が得られなかったことで、どうせまた途中で止まる、やるだけムダと、無意識のうちに思っていた可能性があります。

 

この状態では、脳が動かない理由を正当化してしまうため、やらなきゃと思っていても、体がついてこないのです。

 

 

◾️脳科学解説

脳には前頭前野(ぜんとうぜんや)という、やるべきことを判断したり、計画を立てたりする部分があります。

 

一方で、ストレスがたまると扁桃体(へんとうたい)という不安のセンサーが過剰に働き、前頭前野の働きをジャマしてしまいます。

 

すると、頭ではわかっているのに、判断力や集中力が落ち、優先順位がつけられなくなってしまうのです。

 

片づけのように「手順が多くて、結果がすぐ出ない作業」は、この脳のストレス状態では特に手がつきにくくなります。

 

Dさんのように、片づけに対する苦手意識やモヤモヤが積み重なっていた場合、脳が自動的に停止モードに入ってしまっていた可能性があります。

 

◾️声紋分析から見る傾向

Dさんの声を6秒録音し、声紋分析を行ったところ、以下の傾向が見られました。

・判断基準:視感覚優位(ブルー〜マゼンタ) ・行動基準:相手軸(ターコイズ)

 

視感覚優位の方は、頭の中でこうしたいという理想やイメージが明確な一方で、実際の行動に移すまでに時間がかかる傾向があります。

 

さらにDさんは「相手軸」も強く、家族や職場の人など“他人のため”には動けるのに、自分のために片づけることは後回しになりやすい状態でした。

 

これは、優しさや責任感が強い証拠でもありますが、自分の空間や快適さをないがしろにしやすく、疲れがたまる一因にもなっていたのです。

 

 

◾️疲れのセルフチェックリスト

・ 朝起きた瞬間から、すでに疲れている感じがする

・ 何もしていないのに、ため息がよく出る

・ 気づいたら1日中座ったままで、体がだるい

・ 「休みたい」と思うのに、「まだ頑張れる」と自分に言い聞かせてしまう

・ 週末も何かに追われている感じがして、リラックスできない

・ 片づけたいのに動けないが何日も続く

→ 3つ以上あてはまる場合は、“休みのサイン”です。  これは弱さではなく、がんばってきた証です。

 

 

◾️セルフケアの提案

U-LaLa マイルド片づけ3分ルール

やり方: タイマーを3分にセットし、「机の上だけ」など小さな範囲を決めて片づけを始めます。

時間が来たら一度やめてもOK。やる気が出たらもう1セット。

 

効果: ・全部やらなきゃの無力感を和らげる ・小さな成功体験を積み重ねられる

 

備考: ・行動活性化・問題解決療法の国内研究で、「非常に小さな行動目標」の設定が抑うつ改善に有効であると報告されています(Medical Online)

 

 

◾️クライエントさんの声

朝起きても体が重くて、ずっとソファから動けないこともありました。

 

片づけたいって思ってるのに、体がピクリとも動かない。なんで自分はこんなにダメなんだって、責めてばかりでした。

 

最初はタイマー3分でもしんどかったけど、やってみたら机の上がちょっとだけスッキリしてて。

 

それが、うれしくて。

 

今では、朝の準備前に3分片づけるのがちょっとした習慣になってます。

 

あのとき、自分のペースでいいって言ってもらえたのが、本当にホッとしました。

 

 

◾️カウンセラー視点

Dさんは、ちゃんとしなきゃ、全部やらなきゃという思いが強く、知らないうちに自分を追い込んでいました。

 

マイルド片づけを取り入れたことで、まずは3分だけでいいと脳が安心し、行動のハードルが下がっていきました。

 

その後も少しずつ、今日の1か所を意識する習慣ができ、今では仕事にもメリハリがつきやすくなったと話してくれました。

 

 

◾️まとめ

最近、なんだか片づける気力が出ないと感じることはありませんか?

 

それは、あなたの心が疲れているサインかもしれません。

 

片づけられないのは、怠けているからじゃない。

 

脳と心がちゃんと理由を持って、今は動かなくていいと判断しているだけなんです。

 

小さな一歩から始めても大丈夫。

 

あなたのペースで、やってみようかなと思えたら、それが再スタートの合図です。

 

 

◾️U-LaLa カウンセリング案内

・U-LaLa(うらら)では、心理学・脳科学・声紋分析を組み合わせたやさしいカウンセリングを提供しています。

 

・2025年8月より一般社団法人 日本認知・行動療法学会(CBT学会)会員として活動を開始。

 最新エビデンスに基づく認知行動療法(CBT)を中心とした支援体制を強化し、“根本改善”を加速します。

 

・6 秒の声から、あなたの“判断基準”と“行動基準”がわかります。

 

・オンライン・電話でも対応可能です。

 

・初回は無料でご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。

 

▶ ご予約・詳細はこちら https://www.human-dream-labo-kokoro.com/

 

 

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